2回目のろう者フットサル日本女子代表が8/7(土)~8(日)茨城県つくば市の筑波技術大学にて行われた。筆者は以前よりろう者のフットサルプレイヤーと交流があり、是非取材をして欲しいという依頼があった事から今回取材に行かせていただいた。
今回も全国から選手が集まってきた。その中には今年から競技系フットサルの大会で活躍するAventura Kawaguchi濱田選手、う~魚の首藤選手、そして今年全日本女子フットサル選手権東京都予選に参加したsordの選手も顔を揃えた。元々ろう者日本女子サッカー選手権でも同僚となっている選手も多く、コミュニケーションに関しては問題なさそうだ。
監督の船越氏はかつて関西リーグや東海リーグで活躍し現在も大阪府リーグのチームの選手兼監督して活躍している。理論派でもあり、気持ちを大切にする監督である。指導者としてもかつて兵庫県リーグで女子チームを1部に引き上げた実績を持っている。
午前中の練習は
・アップゲーム
・対面パス
・キックインからのセットアップ
等を行った。
対面パスの際にはジアゴナル、ケブラのパス回しも行っていたが、練習の為の練習にならないように、ボールを常に見る、体の向きを考える、パス出しのタイミング等を細かく説明していた。特に選手はなぜそれをやらなければいけないのかがにわかに理解しがたいようだったが、理解できない選手をディフェンスに付けて自らが動いて「ディフェンスとしてどっちが怖い?」と質問を投げかける事で理解力を深めさせる指導方法が印象に残った。
キックインからのセットプレイに関しては同じ動きをする中でいろいろな形でゴールを狙う練習をしていた。しかしなかなか意図が伝わらないよう実戦にどのように活用するのかの理解度がまだまだの感があった。実際に実戦の場になってみて初めて理解できる事も多いだろう。
午後には代表の濱田選手が所属するAventura Kawaguchiの選手が練習の手伝いに参加した。藤田選手は所用の為、欠席となったが、ほとんどの選手が駆け付けていた。手伝いと言っても同じ練習をしてレベル、意識の差を感じて欲しいという船越監督の意図もあったようで同じ内容の練習をこなしてもらっていた。その結果アップゲームを行うにしてもいつも勝利するのはAventura Kawaguchi。それを船越監督が意識の問題であり、考えて判断する事の大切さを伝えていた。その後もチームに分けて競わせる形でAventura Kawguchiとの差を体感できたのは貴重な体験だったのではないだろうか。
またGKは本多選手から基本的な体の動かし方、ボールの受け方、独特の練習法などをマンツーマンで指導され、大森コーチも練習法を習得すると共に一緒になって汗を流していた。
船越監督はまだまだ物足りなさがあるようだ。まだ考える力に乏しく、感覚的な部分でプレイしている選手が多いと言い切る。戦術云々よりもチームとして、プレイヤーとして意識しなくてはいけないと考えているようだ。代表合宿は本当に短い期間しかチームとしての練習ができない。選手がそれぞれの生活に戻った時にどれだけ意識して練習、そして生活していくかが課題だろう。今後も機会があれば是非とも取材に訪れてみたい。




