
11月15日(日)池袋開校を記念し、指導者講習会が開催された。講師を務めたのは、J-フロンテッジと縁の深い現フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏。代表監督に就任して以来、日本人の特性を「規律があり、技術があるが、決断力と創造性に欠ける。何か問題が起こった時、何でも1つの正解を求めようとする」と捉え、その決断力の欠如は幼い頃からの育成環境、さらには教育文化そのものからきているのかもしれないと私見を展開。その部分に対して、育成年代の指導者には大きな責任があると自覚を促した。特に欠如した決断力を育てるために、ミゲルは最新のトレーニング理論である「統合的トレーニング」を推奨。要約すると、従来多用されてきたドリル練習ではなく、技術・戦術・フィジカル・メンタルを統合的に盛り込むことで、試合に直結する本物の力を身に付けられるというもの。試合では、相手・味方・スペース・スコア・時間などあらゆる状況や条件が目まぐるしく変化している中で、個々の選手が最適な判断・決断を迫られる。そう捉えると、練習配分の多くがドリルに費やされていては、本来磨くべきインテリジェンスは刺激されないと力説。ミゲルも「サッカーとフットサルは敵対関係ではなく互いに補完関係を持てるもので、フットサルがサッカー選手育成の重要なツールとなることは世界でも証明済み。その中で統合的トレーニングによって決断力のある選手を育てるという考え方が、非常に重要かつ有効なのである。」と結んだ。