二度目の遠征先は「リビア」。北アフリカはエジプトの西側に隣接し、サハラ砂漠が国土の八割を占める国。昨今はフットサルにも力を入れ最近アフリカチャンピオンに輝いた。今回は北アフリカ選手権に向けた練習相手として招待された。文化背景の違う国、順調にいかないことは覚悟していたが、現実は想像を超えていた。ホテルでの食事から練習時間の調整など電話で協会へ間接的な連絡を強制され、直接話せないことでの不都合が続発。これも“アウェイ”の一部だろう。行ったのは2試合。だが相手の技術よりも強烈な印象に残ったのは試合以外のことだ。「テレビで生放送するので時間厳守」と言われて試合開始2時間前に会場入りを強いられ、うだる暑さの中で待つも一向に相手は現れず。最終的には予定の1時間後に試合が始まる始末。不可解な判定の連続に待ち時間と旅の疲労が重なり1試合目は3対6で敗戦。迎えた2試合目、あまりの不公正な判定に抗議するため前半途中にミゲルは「試合放棄」を全員に指示しロッカーに引き上げる。観客は大騒ぎで水やゴミの雨を降らす。現地協会も大慌てし約15分の悶着の末、試合再開。その後状況は改善したと思えないが、あのまま耐えていた場合を想像すると、それよりはましだった。ミゲルとしては意図的緊急措置の「戦術」であり、内心極めて冷静だった。あのような牽制すら策として扱う彼の勝負師としての技術に驚いた。結果はドロー。同じ相手に2連敗したことがないという。世界で勝負するためのきめ細かさと図太さを体感した遠征だった。
2009年8月アーカイブ
今秋、東京都豊島区にJ-フロンテッジフットボールスクール14校目となるJ-フロンテッジフットボールスクール池袋がオープンします。場所はヤマダ電機LABI1池袋店屋上(旧池袋三越)にできるアディダスフットサルパーク池袋です。なんと池袋駅直結徒歩1分というアクセスの良さ!
池袋店について簡単にご紹介いたしますと:
■アディダスフットサルパーク池袋
大人向けフットサルコートレンタルやフットサル大会を開催予定
営業時間:平日11:00~23:00/土日祝10:30~23:00
施設:ノンサンド人工芝1面
お問合せ:アディダスフットサルパーク渋谷【03-5728-5599】
■J-フロンテッジフットボールスクール池袋
幼稚園年中~小学6年生を対象にしたサッカー&フットサルスクール
日程:毎週火曜・木曜・金曜の週3回15:00~19:00
オープンに向けて無料体験会・豪華入会キャンペーンなど計画中。
お楽しみに!!
お問合せ:J-フロンテッジフットボールスクール渋谷【03-5728-0109】
*詳しい情報は9月中旬にwebサイトに公開予定です。
お見逃しなく!!
J-フロンテッジではフットサル・サッカーを通じて『人間としての成長』を第一に考え、プレー技術の向上はもちろん『人間としての成長』を実感できるスクールを目指しています。そこで、今年度から発足した「心を育むプロジェクト」について、J-フロンテッジNAS聖蹟桜ヶ丘に通う5年生と保護者の方にインタビューを実施しました。
コーチ:「心を育むプロジェクト」についてはご存知でしたか?
母:はい。HPや日頃のスクールを見ていて知っていました。
コーチ:7~9月は『マナーを身に付けよう!』という態度・礼儀・振る舞い強化月間ですが、スクールでは何に気をつけていますか?
子:たくさんの人が施設を利用しているので、自分の大切な道具を無くさないようにし、またみんなが気持ちよく過ごせるように自分の荷物は自分で管理するように心がけています。
コーチ:そうだね。みんなが気持ち良く過ごす為にはとても大切な事です。スクール中はみんなと協力して道具を片付け、コーチの話もしっかりと聞いているので見ていてとても気持ちがイイです!
母:スクールに通うようになってから、サッカーだけでなく何事にも粘り強くなって諦めなくなったような気がします。勉強においても粘り強くやれるようになりました。
コーチ:このプロジェクトで、今後期待する事はございますか?
母:フットサルやサッカーはチームプレーなので、連帯感を持って臨める様な姿勢を育てて欲しいと思います。また勝ち負けだけの結果ではなく、1つの目標に向かって、真っ直ぐな気持ちで努力する素晴らしさを伝えていただければ嬉しいです。
コーチ:そうですね。コーチも一人の大人としてスクール生の良い見本となるよう日々努力する必要があると思っています。みんながJ-フロンテッジを通じて「心の成長」を感じて、更にフットサル・サッカーを楽しんでくれることがコーチとしての大きな喜びです!今後もみんなの成長を見守っていきます!ご協力ありがとうございました。
J-フロンテッジでは「チームクリニック」を地域少年団にお邪魔して開催しています。チームクリニックは普段練習しているチームのグランドでJ-フロンテッジのトレーニングが体験できるので指導者や子供達からも好評を頂いております。J-フロンテッジでは決断力と技術を兼ね備えた選手の育成を目標にフットサルをベースにしたトレーニングを行っておりますが、チームクリニックではせっかくチームで練習ができるので「フットサルからサッカーへ」をテーマに、よりサッカーに繋がりゲームでも活きる“チームのためのトレーニング”を目指しています。普段スクールでやっているトレーニングをただ実践するのではなく、事前にチームとコミュニケーションを図り、そのチームに適したトレーニングを計画しています。スクールに通っていない子供達は普段と違うトレーニングで戸惑うこともありますが、毎回楽しみながら全力でプレーしてくれています。また指導者の皆様もありがたいことにメモをとりながら熱心に耳を傾けてくれる方も大勢います。以前指導者の方から「我々はサッカーを愛する仲間です。スクールとチームは形態こそ違いますが、子供がより成長するためには協力すべきだし互いに成長するべき」というお言葉を頂きました。本当にその通りだと感激しました。今後とも地域に根ざしたスクールを目指してJ-フロンテッジは活動していきます。チームクリニックにご興味のあるチームや指導者の方はお気軽にスクールまでお問い合わせください。
J-フロンテッジでは、今夏みんながひとまわり成長する場としてキャンプを3つ用意しました。3つのキャンプ合わせて総勢264名が参加してくれました。ここでは、8月10日(月)から2泊3日で開催された小学1・2年生対象の南房総キャンプをレポートいたします。
>>詳しいレポートはコチラ
今回のキャンプでは『心と体と技を磨こう』をテーマに、フットサルの実技の他に“心を育むプロジェクト”の一環として、「ビーチクリーン活動」や「目標設定シートの作成」など、子供たちの心技体の成長を総合的にサポートするプログラムを実施いたしました。キャンプ当日は初日から台風9号の影響で、大雨の中でのスタートとなってしまいましたが、体育館での実技トレーニングに変更するなど、全てのプログラムを滞りなく実施することが出来ました。そのような中で印象的だったのは、雨というコンディションの中、子供たちは積極的に楽しみながらプログラムにチャレンジしていたことです。2日目には、なんとフットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏も見に来てくれ、サイン会を開いてくれるなど、たくさん子供達に触れ合ってくださいました。子供達も口々に「夢みたい~」と目を輝かせ喜んでいました。
また最も驚いたこととして、毎回数名出てしまう「ホームシック」も今回は1名もかかることなく、3日間を最後まで楽しく過ごすことができていたことです。「困ったことがあったときは、まずは自分の力で、そして仲間と協力して乗り越えよう。」というコーチの言葉を子供たちが実践してくれたのでしょう。解散場所でお母さんに会ったとき、安心感からか泣いてしまう子もいましたが、保護者の方からは、「たった3日間だけでしたが、少し頼もしくなって帰ってきた気がします。」とのお言葉も頂きました。このキャンプでの経験を自信とし、選手としても一人の人間としても、成長するひとつのきっかけにしてもらえれば幸いです。文:横田(J-フロンテッジ横浜金沢)
ミゲル・ロドリゴ。フットサル日本代表監督。39歳のスペイン人。2児の父。選手としてスペイン国内リーグ2部チームで活躍。選手をしながらも監督としての視点を持ちたいと考え、常に「何故?」と考えながら取り組んでいたという。怪我で若くして引退。すぐに指導者を志した。その中でスペインのすごさを感じるのが、彼は子供の頃からフットサルしかやってきていないということ。スペインでは学校体育で小学生からフットサルが学校で取り組む種目として導入され、誰もが一度は触れるスポーツとして確立している。また彼は「文武両道」だ。一度は法律家となるべく勉強したが、フットサルへの愛情から体育学を学びなおした。スポーツとそれ以外のことの両立を当然のものとして取り組み、スポーツで凝固まっていない懐の深さに驚く。様々なスポーツへの関心・日本語の向上心も豊か。すでに代表でも練習中の声かけの70%は日本語でこなせるほどだ。こうした姿勢を持つ彼は、イタリアで5年、ロシアでも1年、世界的な強豪チームの監督として成功を納めてきた。今回、日本代表監督に就任する話と時を同じくしてスペイン最強チームの監督の打診を受けていたそうだ。彼の日本文化・風習に対する態度や、周囲の人々への接し方など学ぶことは多い。それは、彼の正義感・一貫性・強さと思いやり、人としての基本的価値観からくるようだ。先月北アフリカのリビアに遠征したが、その時も彼の深みを目の当たりにする出来事があった。(次号へ続く)文:小森(J-フロンテッジセンター)