時期的にもう終わっている頃だとは思いますが、
まだ進路の決まっていない選手もいるかもしれませんので、
今回はセレクションについて、書いてみたいと思います。

今やどのクラブでも当たり前となった、選手選考会=セレクション。
国内のサッカークラブやサッカー強豪校では、
セレクションを行わないところがないぐらいです。

新しくゼロから立ち上げるチームでも、選手募集ではなく、
セレクションを実施しているところもあります。

このチーム入団のためのセレクションですが、いつぐらいから
行うことが「当たり前」のようになってしまったのでしょうか。

本来ならば子供が楽しくボールを蹴れて、「サッカーが好き」という気持ちを失わせることなく、
なおかつフットボール選手としての力を育むことのできる環境が、理想だと思います。

しかし、セレクションは前述したように、選手選考会です。
入団希望者全員を受け入れるのではなく、チーム側がある基準を持ち、
その基準を満たす選手以外は受け入れないというものです。

フットボール界には「プレーヤーズファースト」という言葉が存在します。
選手のことを第一に考えましょう。
という意味です。

果たして、選手が入りたいと言っているにも関わらず、
実力不足を理由に入団を断ることは、
「選手第一」と言えるのでしょうか?

しかし、ここで一つ補足させていただきますが、選手を受け入れるクラブには、
選手全員を受け入れるだけの体勢が整っていなければいけません。
ですからコーチが不足していたり、練習会場が確保出来ないチームの場合は、
全員を受け入れたくても受け入れられないというジレンマがあるために、
セレクションを行っている場合も当然あります。

さて、そのセレクションですが、選考方法は多岐にわたります。
一般的に、短距離走、持久走、1対1、シュート、ゲーム、
が行われるようです。

コーチ陣にはたった一日の、たった数回のプレーで選手を見極めることが求められます。
セレクションへの参加者が多ければ多いほど、一人当たりのプレー回数は少なくなりますし、
全員の全プレーにコーチ陣の目が行き届くとは思えません。
良いプレーをした時に限って、誰も見ていなかったり、
たまたまミスをした時に見られてしまうなど、
不運が重なることもあるはずです。

また、もしセレクション当日に体調不良で調子が悪かったり、
何か家庭の事情などで、精神的に落ち込むようなことがあった場合に、
良いプレーが出来るわけがありません。

それらの事情はクラブ側には関係のない話ですし、
全員の言い分を聞いていたらきりがないので、
多分配慮されることはないと思います。
セレクション当日のプレーが全てなのだと言えます。

さて、そのセレクションにも是非があります。

プロのチームや勝利が求められるチームであれば、
純粋に戦力アップのためのセレクションになるので、
その時の実力で判断されるのは致し方ないと思います。
既存の選手よりも力がなければ戦力アップには貢献出来ないので、
セレクションで振るいにかけるのは当然と言えます。

しかし、これが小学生~高校生の場合だったらどうなるでしょうか。

小学生〜高校生という十代の子供たちは、いつ、何がきっかけで成長するか、
誰にもわかりません。本人にもわかりません。
その「いつ成長するかわからない可能性、潜在能力」は、
たった一日、たった数回のプレーで見分けることは、不可能に近いです。

たった一日の数時間だけでは選手の良さはわかりませんし、
選手自身も緊張をしていたり、体調不良だった場合は良いプレーが出来ません。
しかし、上記理由があったとしてもセレクション当日でのプレーで全てを
判断されてしまいます。

小学生〜高校生の育成年代の選手たちに、「落とすためのセレクション」は
厳しいのではないかなと思います。

選手とその親御さんたちは、様々な方法でチームやクラブの情報を得て、
そこで指導を受けたい、そこでプレーしたいという希望を持って、
セレクションを受けに来ます。

そのチームでやりたい!! という熱意ある子を、
セレクション当日だけの実力で判断して、
「君を受け入れることは出来ない」と告げるのは、
とても酷な話ではないでしょうか。

セレクション当日の実力では、そのチームでプレーするレベルではないかもしれませんが、
数カ月〜1,2年をそのチームで過ごすことにより、見違える程の選手になる可能性はあります。
その可能性を、セレクション当日だけの実力で判断するのは、
選手の将来性やチームの財産となる人材確保という意味で、
非常にもったいないことだと思いますし、そのセレクションの結果により、
挫折と感じてフットボールから離れてしまう選手が出てしまうことを考えると、
危険とも言えます。

幸い、私のクラブではユースチームもあるため、中学3年間だけでなく、
最長でユースチームを含めた6年間というスパンでの一貫指導が出来ているため、
小学6年生時には頼りなかった選手も、高校を卒業する頃には、
胸を張って外に送り出せるぐらいまで伸びてくれることがあります。

入団して来る選手は強豪クラブのセレクションに落ちたり、
サッカー部に入っていない選手や、所属チームでレギュラーをとるには
至っていない選手も数多くいますが、3〜5年指導することで、
見違える程の成長をみせてくれます。

たった2週間でもいきなり変わる子もいるので、
私は入りたいと言ってくれた子は全員見てあげたくなってしまいます。

試合自体は勝ったり負けたりですが、選手のコンディションや運が良い時には
上に行ける時があるため、他のチームの方や、入団を希望されている方の中には、
セレクションをやっていないことに驚く方もいます。

しかし、それはクラブ内にユースチームがあり、
長期間指導出来る体勢が整っているからこそ可能なことで、
学校単位やカテゴリーが独立しているところでは、
難しいのが現状なような気がします。

両親と選手ともに一番重要なのは、そのクラブ(チーム)に入った後に、
どれだけ伸びることが出来るかではないでしょうか。
小学生~高校生の進路は、そのクラブ(チーム)に入ることがゴールでない限り、
選手がプレーを楽しめるチーム(環境)が一番良いと思います。

各クラブの方針や、コーチ陣の指導方針もありますので、
セレクションが良いか悪いかを決めることは出来ません。
しかし、セレクションを実施する側も受ける側も、
相応のリスクがあるということを理解し、ポリシーを持って行動することが
求められると思います。

指導されている方々にはそれぞれ哲学があると思いますので、
一概に何が良くて、何が悪いとは言えません。

あくまで私個人の見解であるということを、
ご理解の上、読んでいただけたら幸いです。

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 去る2/13(日)、府中アスレティックFCのユースチームが、下部組織交流戦の試合で、名古屋オーシャンズのサテライトチームに勝つことが出来ました。まさに、ジャイアントキリングを起こした、と言っていいと思います。

 名古屋オーシャンズは、つい先日Fリーグ4連覇を達成した、フットサル関係者で知らない人はいない、強豪中の強豪。その下部組織にあたるサテライトチームも、全日本選手権の本戦へ、東海代表として出場している程の実力です。サテライトチームであっても、名古屋オーシャンズは強い。ということです。

 

 しかし、その名古屋オーシャンズを相手に、ユース選手が堂々と戦い、勝利を収めたのは見事でした。出場選手の内訳は、162名、17歳3名、18歳7名(うち、Jrユースからプレーしている選手が2名。)

 

 勝てた要因は2つあります。1つは全員がチームのために行動出来たこと、そしてもう1つは、自分たちのスタイルを崩さなかったことです。

 

 信念をつらぬくことの大切さを、改めて感じました。

 

 多分、名古屋オーシャンズサテライトと対戦するチームの、誰もが陥ることだと思いますが、うちの選手たちも、試合開始前から前半開始直後までは、「名古屋」という名前に負けていて、相手にのまれていました。戦う前から、相手が名古屋ということで萎縮し、ユースの試合などでは、当たり前のように出せている声がなく、プレーも消極的で、試合が始まったばかりだというのに、無意識のうちに点を取ることよりも、失点しないようにしようという、保守的な戦い方をしてしまっていました。

 

 相手にのまれてしまうと、どんなに力のある選手でも、持てる力の数%しか出せませんので、ジリ貧になってしまいます。このまま、主力だからといって、プレーさせ続けてしまっては、自信をなくしてしまうし、始まったばかりの試合を、負けゲームにしてしまいます。どんな試合でも、負けるために戦うチームはありません。当然私も、勝つつもりで名古屋へ乗り込んでいました。100%の力で戦えない選手をプレーさせ続けるよりも、ベンチで「試合に出たい! 」と願う、セカンドセットが、より力を出せると思い、前半が4分過ぎた辺りで2ndセットへ切り替えました。

 

 セカンドセットを送り出した時の指示は、「前からボールを奪いに行こう! いつも通りの戦い方を徹底しよう! 名古屋相手でも怖がることはない! 自分たちのやり方を貫こう! 」というものでした。

 

 うちは試合開始早々、1stセットで1失点していました。相手を怖がった結果、DFラインの位置が低く、ハーフウェーラインからの、エイト→パラレラで簡単にシュートを打たれての失点です。DFラインが低いと、ボールを持っている選手へのプレッシャーが緩いので、余裕を持ってパス回しをされてしまいます。名古屋のように、技術と知識の両方を兼ね備えているチームが相手の場合、選択肢が豊富なので、DFは後手に回ってしまいます。すると、常にシュートレンジまで押し込まれた状態なので、一瞬でも集中を切らすと、シュートを打たれてしまいます。これが先制点を奪われた理由です。

 

 その後、2ndセットに変えてからもカウンターから2失点目、コーナーキックから3失点目を奪われますが、明らかにプレーの質が変わって来ていました。元々、年間通して、引いて守ることをして来なかったチームとしては、引いて守ること自体合っていません。相手が強いからといって、チームに合っていないDFをやってしまっては、ボールを奪う場所がいつもと違うので、攻撃も合うはずがありません。

 

 2ndセットに代えて、前からのプレスを徹底したことで、「いつもの戦い方」に戻すことが出来ました。「いつもの戦い方」ということは、失点をしても、点の奪われ方がいつもと同じなので、次のプレーに切り替えることが出来ます。ようするに、失点しても、「点を取り返そう! 」という気持ちになれるということです。もしこれが、「いつもと違う戦い方」ならば、失点の仕方に疑問を抱き、失点した事実を受け入れられず、混乱したままだったのではないでしょうか。

 

 「いつもの戦い方」をすることで、チームは練習をしている時と、同じ力が出せるようになります。そうなると、対戦相手が名古屋であるということ、会場がオーシャンアリーナということも、気にならなくなります。それは、「やるべきことをやるだけ」の精神状態になるからです。

 

 相手を怖がらず、普段通りのチームの戦い方を徹底したおかげで、前半のうちに1点を返し、1-3で後半を迎えられました。

 

 ハーフタイムでは、2010年サッカーW杯で、ジュビロ磐田の川口選手が、土壇場で日本代表に選ばれたのはなぜか、そして、なぜベスト16まで進めたか、という話をしました。サッカーの日本代表で、2002年W杯での躍進と、2006年W杯でのグループリーグ敗退が比較されることがあります。その経験を生かして、2010年W杯では、土壇場でチームをまとめる役として、川口選手がメンバーに選ばれました。格上相手に勝つには、実力以外の要素として、「自己犠牲の精神」が重要になるということです。フットサルは団体競技です。これを踏まえて、登録を外れた選手も含めて、全員に、「チームが勝つために、全員がやるべきことをやろう! 」と再度訴えました。

 

 その結果、前半では少ないと感じた、味方を励ます声、チームを盛り上げる声が増え、良い雰囲気で後半を戦えられたと思います。そして、最後まで諦めない姿勢がGKのミスを誘い、引き分けにつながったのだと思います。PK戦では、全員が肩を組み、FPはGKを、GKはFPを信頼することで、見事強敵にPK戦で勝つことが出来ました。

 

強敵に勝てたポイントは、

 

●自分たちの戦い方を貫いたこと

●出場選手、登録外選手、全員がチームのために、力をあわせたこと

●監督、選手、全員がお互いを信じたこと

 

 選手が監督の指示を無視しては、チームとして統一された戦いなど、できるわけがありません。監督は、自分の選手たちならば、きっとこの戦い方で結果を出してくれるだろう、必ずやってくれるだろう、と信じて、戦術を授けます。また、選手も監督を信じて、監督指示に従うことで、チームとして組織立った戦いができるようになります。しかし、ここで重要なのは、戦い方に疑問を抱いているのに、「監督には逆らえない」という思いがあるために、不満を持った選手を作ってはいけないということです。

 

 私は、選手も監督には意見をしても良いと思っています。チームが勝つために必要ならば、選手は自分の考えを監督に伝えるべきだし、監督もそれを聞くべきだと思います。そして、監督は、「選手が逆らうな! 」と感情的になっていはいけません。ピッチで戦っているのは監督ではなく、選手です。その選手が、自身の体験から得た疑問を解決したい、より良くしたいと思って発言しています。前述しましたが、「試合に負けたい」と思う人は誰1人いません。ですから、監督は、選手が何か疑問を持ち、解決したいがために意見を述べたり、質問をして来たならば、それを受け入れるべきです。そして、自身の信念の基に、「自分の戦い方を信じてくれ」と訴えるならば、なぜその戦い方なのかを論理的に選手に説明出来なければいけません。それが出来れば、選手は納得するし、監督とその考えを信じ、勝利に貢献しよう。と思うはずです。もちろん、選手にもこれは当てはまることで、感情的になって、自分の不満や疑問をベンチで巻き散らす行為は決して、してはいけません。選手も、監督の言い分を、「冷静に聞く耳」を持たなければいけません。

 

※選手は日頃から、大なり小なりの疑問や不満を抱えています。だからこそ、監督やコーチは、所属する全選手に目を配り、変化に敏感にならなくてはいけません。何か変だなと感じたら、選手と対話をし、疑問や不満を解決する必要があります。このように、普段から監督、コーチ、選手がコミュニケーションを図っていれば、試合中に大ケンカをするような問題には発展しません。3者が日頃から信頼関係を気づくことこそ、実は強敵に打ち勝つ最大の武器なのではないでしょうか。

 

 話は戻りますが、残念ながら登録を外れてしまった選手も、自分のチームが本当に好きならば、自分が出ていないから「負けても良い」などと思いません。自分が出ていなくても、「自分のチームに負けて欲しくない! 」「 勝つところを見たい! 」と思って、大声で応援するから、それがチームの力にもなります。応援されて、うれしくない選手などいませんから。

 

 フットサルは団体競技なので、チーム内に誰か1人でも輪を乱す選手がいると、それがどんどんと周りに波及して、悪い雰囲気を作り出してしまいます。しかし、全員が協力することによって、チーム力は数倍にも跳ね上がります。

 

 絶対に負けられない試合や、どうしても勝ちたい相手、そして、強豪や格上と戦わなくては行けなくなったときに、上記ポイントを参考にしていただけたら幸いです。

 

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 私が現役の時は、ベンチにいるスタッフ・選手が、全員でピッチの選手を鼓舞するのは、当たり前のことでした。理由は単純です。自分の所属しているチームが、好きだから! です。 チーム自体が好きなのだから、自分が登録メンバーであっても、メンバー外でも、関係ありません。選手の中には、自分がメンバーから外れたのに、試合に出ている選手を応援する事は出来ない、という人もいますが、それは間違っていると思います。自分がメンバーを外れて、他選手を応援出来ない人は、チームが好きなのではなく、自分が好きなのでしょう。多分、そのような選手は条件さえ合えば、なんのためらいもなく、他チームに移籍してしまう気がします。
 
 色んなカテゴリーの試合を見ていて気になるのが、ベンチの静けさです。仲間がチームの勝利のためにピッチ上で頑張っているのに「俺はもう役目を終えた」とばかりにベンチに座って、休憩しているだけです。疲れ果てて、バテているならまだわかりますが、そうでもなさそうなのに、誰もが口を開いていません。そのようなベンチを見てしまうと、とても寂しく感じてしまいます。
 
 自分のチームが好きならば、負ける所は見たくないはずですし、負けたくないはずです! 「負けても良い、勝ちたく無い」という人はいないでしょう。そうだとしたら自然と口は開くし、チームメイトを励ますような言葉をかけられると思います。「ナイスキーパー、ナイスシュート、ナイスカット、ナイスクリア、ナイスラン、ドンマイ、グッド、頑張れ! 」など、いくらでも励ましの言葉はかけられます。
 
 しかし、チームのことを好きでなければ応援する気持ちは湧いてきませんし、不満があれば最初は応援する気持ちがあっても、少しずつ失われて行くと思います。そのチームを好きでいられれば問題ありません。では、なぜ不満が生まれるのか。
 
 チームに入団した当初は、何もわからない真っ白な状態ですので、そのチームでプレーするだけで十分満足出来ます。でも、チームに慣れて来ると、欲が出てきます。試合に出たい、スタメンで出たい、もっと出場していたい、となります。その欲が満たされなければ、少しずつ不満が溜まって行ってしまいます。
 
 不満は誰しも抱く物なので、それがあること自体は問題ありません。所属しているチームの方針(理念)を理解したうえで、それを受け入れることができるなら、がまんできるはずです。「支持しているチームの方針」と「自身の不満」を天秤にかけ、前者が重いままならばチームの事を好きでいられるし、後者が重ければチームから心が離れて行ってしまうでしょう。
 
 ですが、その不満が全てではないと思いたいです。どんなに不満がある選手でも、仲間は【かけがえのないもの】ですので、今一緒にプレーしている仲間たちと、いつまでもプレーしていたい、この仲間たちとなら困難を乗り越えられる、切磋琢磨して成長する事が出来る、という充実感は自分勝手な欲・不満を取り除いてくれます。
 
 自分のことを思って意見してくれたり、プレーが良くなるようにアドバイスをくれたり、上手い選手たちとプレーしたりすることで、自分自身の技術を磨くことは、何ものにも代えがたいものです。
 
 もちろん選手には引退がありますし、新メンバーの補強はつきものです。誰々がいないから、などと甘い事を言っていたら勝てません。どのようなメンバー構成になったとしてもやるべき事は一つです。【チームの勝利】のために戦う。その時チームに所属している仲間が【チームメイト】です
 
 人間には口がついています。その口はなぜついているのでしょうか。物を食べるためだけなのでしょうか。私は、口の存在理由は、言葉を話して、意思の疎通を図るためでもあると思っています。
 
 フットサルは団体競技です。団体競技である以上は、人と人のつながりが重要になってきます。その、人と人のつながりも、言葉を使わなければ、強固になりません。練習中に、お互いのプレーについて意見交換をしたり、改善点があればそれを指摘し、何か問題があれば、それを解決するためのアドバイスをする。それは言葉を発しなければできないことです。みんなが所属しているチームの勝利のために力をあわせる。それが普段から出来ていれば、仲間意識は強くなりますし、当然試合中のベンチで仲間が戦っていたら、応援せずにはいられないでしょう。
 
 「チーム方針への理解」「かけがえのない仲間」これらがあわさった時に【チーム愛】は育まれると思います。それが帰属意識というものではないでしょうか。
 

 

 

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高校生たちのフットサルに触れ合いながら若い審判を育てたい、
という方がいらっしゃいましたらぜひご協力をお願い申し上げます。
 
青春の現場に立ち会えます!

★興味を持っていただけた方からのご連絡をお待ちしております★
 

今年度も無事に東京都ユース(U-18)フットサルリーグが開幕し、

現在1部と2部で数試合を消化出来ています。
 
3年目を迎えるU-18フットサルリーグでは今年度から審判部を立ち上げ、
各チームの審判ライセンス保持者の中から「やる気ある人材」をリーグに派遣し、
主審と副審を担当してもらっています。
 
本リーグは帯同審判制を採用しているので各チームに2名ずつ、ライセンス保持者がいます。
しかし、当然の事ながら「ライセンスを持っている=ジャッジ出来る」ではありません。
残念ながらチーム数×2名がそのまま派遣可能な審判数とはならないのです・・・。
 
2部リーグはフットサルに取り組み始めたチーム、サッカーと掛け持ちのチーム、
エンジョイ志向のチームで構成されていますので、荒れる事無くスムーズな試合が
多い事から下級生のライセンス保持者に主審と副審を務めてもらっています。
 
2年前のリーグ発足時からしのぎを削って来た強豪チーム同士の対戦になる1部リーグでは
審判部に登録をしている3級審判2名とユースリーグOBの経験豊富な4級審判を中心に
主審を担当してもらい、各チームの4級審判たちが副審を務めています。
今後、リーグ終盤を迎えて優勝がかかってくるとフィジカルコンタクトの多い、
激しい試合が増えて来る事が予想されます。
 
フットサル界では大人のビギナークリニック、小中学生のフットサルスクールなど、
プレーヤーとして上手くなりたい人のためのレベルアップの場は増えて来ていますが、
(指導者のための研修会・講習会も増えつつあります。)
審判を育てる場はRAのトレーニングセンター、そして更新講習会ぐらいだと思います。
 
ライセンスを取得したばかりの高校生審判が安心して審判経験を積める場は無いのが現状です。
 
先にも述べましたが、「ライセンスを持っている=ジャッジ出来る」ではありませんので、
ライセンスを取った後にどれだけ試合で笛を吹いて経験を積めるかで、審判としての
関わり方が変わって来てしまうと思います。
ライセンスを取った人がぶっつけ本番でイベントで審判をやるには荷が重いですし、
公式戦は3級以上が割当となりますので敷居が高いと言わざるを得ません。
では、どこで経験を積むかというとチームの紅白戦や練習試合などが中心で、
真剣勝負とはかけ離れた内容となってしまいます。
これではいつまで立っても公式戦で笛を吹く事は難しいです。
 
そこで、本リーグでは知人を通じて経験豊富な審判に来ていただき、
試合で笛を吹く高校生審判たちを教育していただいております。
 
本リーグの審判部では公式戦での審判経験が豊富な方が顧問となり、
3級審判と共に経験の浅い4級審判たちにアドバイスをし、審判として1人立ち出来るような
体制を作り上げています。
 
私自身がそうでしたが、ルールブックを読んだりプレーする事でわかったつもりでいても
実際に審判としてジャッジする立場になると解釈を間違っている事が多々あります。
また、主審副審の立ち位置やシグナルの方法なども「審判としてプレー」する事で
初めて体験する事なので、やはり審判レベルを上げるには審判をやらなければいけないと実感しました。
 
本リーグではライセンス取得数年の選手から取得したばかりの選手まで積極的に笛を
吹いてもらい、どんどん審判としての試合経験を積んでもらっています。
そして、何か問題点や修正すべき点があった場合はハーフタイムと試合終了後に
経験豊富な審判の方にアドバイス及び改善していただいております。
 
このように、東京都ユース(U-18)フットサルリーグでは選手にはプレーするだけでなく、
審判としてもフットサルに関わってもらっています。
 
全て大人が用意して選手がそれに乗っかり、プレーだけを楽しむものではなく、
「選手たちが率先して自ら運営に関わり、自分たちで作り上げて行くリーグ」
これが本リーグの理念になります。
 
U-18年代のフットサルに興味があって、選手たちに良い試合をしてもらいたい、
高校生たちのフットサルに触れ合いながら若い審判を育てたい、
という方がいらっしゃいましたらぜひご協力をお願い申し上げます。
 
青春の現場に立ち会えます!


興味を持っていただけた方からのご連絡をお待ちしております。


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今年も東京都ユース(U-18)フットサルリーグの季節になりました。本リーグは2008年度に創設され、第1回大会の成功を受けて今年で早3回目となりました。ユース(U-18)フットサルリーグでは真剣勝負の場となるリーグ戦だけでなく、U-18年代のフットサル選手育成及び強化を目的として2009年3月にユースリーグ選抜チームを結成致しました。

サッカーとフットサルは同じフットボールでありながら、高校生にとっての活躍の場は非常に差が開いております。
サッカーであれば冬の選手権だけでなくインターハイ、クラブユース、プリンスリーグ等、多くの活躍の場があります。ではフットサルはどうでしょうか?
競技人口が他県より比較的多い東京であっても夏と冬、そして新設されたばかりのリーグ戦、ただこれだけです。
高校在学中の3年間だけ趣味でフットサルをプレーしたいという選手ならば良いのですが、高校卒業後にFリーグでのプレーを夢見る選手にとっては少な過ぎます。

高校卒業後も競技としてフットサルを続けたい、日本代表・Fリーガーを目指したいという選手にとっての力試しの場が無くては自身の力量も測れないですし、「都内の高校」だけという限られた環境のみでプレーをしていては視野が狭くなってしまいます。

私にとってU-18ユースリーグ選抜は、高校卒業後もフットサルで上を目指す選手のための力試しの場として、高校3年間フットサルに真剣に取り組むためのモチベーションとしても、絶対に実現させたい夢でもありました。

選抜チームはその名の通り、U-18ユースリーグという舞台から選び抜かれた選手で構成されたチームです。という事はこの選抜チームに入れる選手はそれだけ優秀という事ですし、高校卒業後もフットサルを続けて日本代表・Fリーガーを目指すならば、この選抜チームに入れるレベルでなくてはならないという事です。
いきなり高校生に日本代表・Fリーグといっても大き過ぎる話ですので、U-18ユースリーグ選抜チームを身近な目標として、このチームに入る事を高校3年間のモチベーションにしてもらいたいと思い、結成実現に協力させていただきました。

以下2008年度活動実績

・2/17 セレクション(各チーム監督推薦0~5名)

・3/3  練習第1回

・3/10 練習第2回

・3/17 練習第3回

・3/24 練習試合(対 府中アスレティックFCサテライトチーム)

・3/29 第6回東京都フットサルカップ エキシビジョンマッチ
(対 FUGA MEGURO ●1-6)

※残念ながら2009年度の選抜チーム活動はありませんでした。

選抜チームに選ばれてプレーをする事で自身の力量を知り、高校卒業後のフットサル人生に向けた準備という意味では日本一のチームと試合を出来た事は有意義だったと思います。トップレベルのチームを相手に何が通用して何が通用しないか、今後どのようにフットサルに対して取り組めば良いのか、という事を選抜チームの選手が自主的に考える事が出来た良い機会だったのではないでしょうか。

以上の事を踏まえ、創設初年度の選抜チームの活動は成功したとご報告させていただきます。

 

[これからのU-18年代のフットサル]

2009年度よりFリーグの登録が下記のように変更されました。

1. 通常選手枠  最大14名まで(昨シーズンまでの「最大20名」から縮小)

2. U-23選手枠  最大14名まで(必ず1名以上を登録)

これにより、Fリーグの全クラブは23歳以下の選手を必ず1名以上登録しなければいけなくなります。U-23枠が出来たという事は今のU-18世代が重要だという事です。
Fリーグが急激な世代交代、若手育成を推し進めるようになった理由に、現在のフットサル日本代表及びFリーグの主力選手たちは20代後半から30代前半が多く、戦力となる若手が少ない事が挙げられます。

日本のフットボール界の現状として、幼稚園児・小学生・中学生、どの年代から始めても一番最初にボールを蹴るスポーツはサッカーです。そして、子供たちは『ボールを蹴る競技=サッカー=11人対11人』と教わって育つため、常に大きなコートで11人対11人の試合を行う事になります。(後にU-12は全て8対8へ以降。)
この図式が成り立つ以上、日本サッカー界はJリーグを頂点とした年代別のピラミッドが完成しており、下から優秀な人材を吸い上げる事が可能です。

では、フットサルはどうでしょうか?
フットサルを競技として真剣にとらえてプレーを始めるのは大半が大学生か、大学卒業後だと思います。理由として、目指すべき第一目標がプロのサッカー選手だからです。Jリーグというプロリーグが存在する以上、そこを目指すのは当然の流れだと思います。ですから現状ではサッカーのプロを目指していたが何らかの理由で断念した、もしくは引退してからフットサルに転向するのが現状の流れとなっています。だから自ずとトップリーグの年齢層は高くなってしまいます。

そこで、我々東京都ユース(U-18)フットサルリーグの責任は非常に大きくなると思います。リーグに出場している選手の大半がフットサルを高校卒業と同時に辞めてしまう現状を打破しなくてはいけません。
憶測ではありますが、元々フットサルをプレーするようになった高校生たちの多くはサッカーの挫折組です。セレクションでの不合格、監督・顧問の先生との関係、選手間の人間関係、技術不足等、何らかの事情でサッカー部やクラブチームを辞めた選手たちが、楽しんでボールを蹴れる場としてフットサルに関わるようになって来たのだと思います。
しかし、サッカーを辞めたからと言って、それでフットボール人生が終わったわけではありません。

フットサルもサッカーと同じフットボールです。サッカーを辞めた選手でも、フットサルでプロになれる可能性があります。
Fリーグという素晴らしいフットサルのトップリーグが出来た以上目標としてまずはそこを目指してもらいたいですし、その可能性があるという事を理解してもらい、フットサルとはこんなにも奥深くて楽しいスポーツなんだと我々には伝える義務と責任があると思っております。

ただし漠然と、『Fリーグという場があり、サッカー以外にも将来進む道がある』と伝えても、肝心な質が低ければ話になりません。ですから選手たちには高校生のうちにフットサルの基本となる知識・技術、そして個人戦術とグループ戦術を覚えさせる事も必要になってきます。
今後の育成及び強化の展開としては東京都ユース(U-18)フットサルトレセン(トレーニングセンター)の立ち上げを計画しております。
フットサルが盛んな東京都でもフットサルの正しい知識を身につけ、育成年代の指導が出来る人材が必ずしも全チームにいるわけではありません。そのような、なかなかフットサルの情報を得られない環境の選手(指導者)に、フットサルで頂点を目指すために必要な知識・技術等を身に付けさせるためにはトレセンが必須だと考えます。

トレセン立ち上げには乗り越えねばならない障害が沢山ありますが、東京都がU-18フットサル選手育成に力を入れる事によって、それが他県への刺激となり、後に続いてくれるのではないかと思います。
(2010年10月10日には神奈川県招待選抜大会が開かれ、2011年2月には東京都ユース(U-18)フットサル大会10周年記念事業として、選抜大会を実施出来るように企画しております。)

 

[2010年度東京都ユース(U-18)フットサル選抜チーム活動予定 ]

・9/13 メンバー決定
・9/20 第1回練習
・9月~10月第1週 第2、3回練習
・10/10 ユース(U-18)選抜大会

 

情報が欲しい、見学したい、試合を観戦したいなど、東京都ユース(U-18)フットサル選抜チームの活動に興味を持たれた方はどうぞお気軽にご連絡ください。
 

◇東京都ユース(U-18)フットサルリーグ公式HP
お問い合わせはコチラから

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PKを楽しむ!

PKを楽しむ!

 フットボールをプレーする選手の中でどのぐらいの人がPKという特殊なプレーを楽しめているでしょうか。

 PKは「必ず得点出来る/絶対に1点もらえる」わけではありませんが、高確率で得点出来る機会であり、PKを獲得する事はチームにとって喜ばしい事です。しかし、そのPKを蹴る選手はプレーを楽しめていないような気がします。みなさんはPKを蹴った経験はありますでしょうか? PKを蹴る時、「外したらどうしよう」というマイナスなことを考えてしまった事はありませんか? 私は、PKを蹴る時には、ポジティブ思考であるべきだと思うのです。PKを決めるか外すかは、実際にボールを蹴って見なければわかりません。プレーする前から結果を気にしてしまっては全然楽しめないと思います。せっかく獲得したビッグチャンスですから楽しまなければ損です。「自分の得意なキックには自信を持っている! フットサルのPKはたった6mだ。蹴れば、きっと決められる! 1点もらった!」と思ってプレーすれば楽しむことができ、結果として、得点する確率も「ぐっ」と上がります。

 試合中にどちらかのチームがPKを獲得すると、獲得したチームは「1点もらった!」という気持ちになり、勝ったかのように喜びます。逆にPKを与えてしまった側のチームは敗戦を覚悟したかのように沈んでしまいます。まだGKが防いで失点しない可能性があるにも関わらず、チームの雰囲気がマイナスへ向かってしまうのが通常です。しかし、なぜ両チーム共にまだボールが蹴られてもいない段階から色々と余計な事を考えてしまうのでしょうか。

 PKが実際に行われて決まるか決まらないかわからない時に余計な事を考えるのは集中力の欠如に繋がりますし、一番大切なのはボールが蹴られた後にPKの結果を踏まえて何を考え、どのようにプレーするかだと思います。私は過去に指導したチームで決勝トーナメント一回戦(ベスト8)から決勝戦を含めた3試合全てをPK戦で勝った事があり、逆にPKで一本も決められずに0-3(PK)で負けた苦い経験もありますので、PKは決まる確率は高いが必ず決まるわけでは無いプレーだと言う事を痛感しています。PKが一本も成功せずに負けた時の試合での、シュートが外れた瞬間の選手の表情が今でも忘られません。シュートを外してしまった場合、外した選手とチームメイトの落胆はとても大きいです。口では「ドンマイ、気にするな、大丈夫、GKが止めてくれる」など、互いに励ます言葉をかけてはいますが、その表情はこわばっていました。悪い雰囲気は伝わるもので、どんなに盛り上げようとしても心のどこかでネガティブな考えがよぎってしまい、後のプレーに響きます。当然良い結果は得られなくなってしまいます。

 準々決勝、準決勝、決勝全てに勝った時はGKがシュートを一本止めただけで歓声が上がり、その歓声の相乗効果でチーム全体も盛り上がり、対戦相手が会場の雰囲気に飲み込まれてプレッシャーを感じたようで、勢いで勝つ事が出来ました。というように、PKはたった一つのプレーが与える影響力は大きいんです。

 同点で迎えたPK戦ですら、たった一回の失敗やセーブが与える影響は大きく、ましてこれが試合中に起きたPKであれば尚更、選手やチーム全体への影響は計り知れないと思います。もし決められれば決めた選手は当然高揚しますし、もっとやってやる!という気持ちになり、チーム全体も士気が高まり良い精神状態で残り時間を戦えます。これだけのプラス要素があれば優位に試合を運べ対戦相手の戦意を奪う事も可能になり、ぐっと勝利が近づきます。しかし、決められなければ試合展開はイーブンどころかこの先どうなるかわからないという流れになってしまいます。外した選手は失敗した事の責任から自分を責めマイナスな感情に包まれプレーに集中出来なくなってしまので、その後のプレーは精度や質が下がりミスも増えます。チーム全体としては決定的な得点機会を失い、士気が低下する事で思い切りの良いプレーが減ったり、連動性が失われチームプレーとしてのパフォーマンスもが落ちてしまいます。ただし、それだけで済めば良いのですが、対戦相手にも与える影響は大きいです。一点取られたとしてもおかしくない場面を切り抜けた事によってチームは盛り上がりプレーに積極性が見られ、「よし!まだやれる。勝てるぞ!」という雰囲気になってしまいます。チームの雰囲気が良くなる事でPK以前よりも精神状態が上向き、こちらを圧倒するかのような勢いと取り戻してしまいます。実はこれが大きな問題で、PKは試合の勝敗を左右するほどの影響力を持っています。

 この、試合を左右するほど影響力のあるPKですが、PK練習をするチームはどのぐらいあるでしょうか?フットボールの試合の事をゲームと呼ぶ事があるように、試合=ゲームは楽しむものだと思っています。ゲームは楽しむものなのですから、そのゲームの一部でもあるPKも楽しめたら素晴らしい事だと思います。

 チームや監督・コーチの指導方針もあると思いますが、私はPKを楽しむには練習が必要だと感じています。その根拠はFK練習、シュート練習を行う理由と同じです。試合は練習でやった事の「試し合い」の場だと私は思っています。様々なチーム練習は大事な試合を想定した内容になるはずです。ですからFKを獲得した時のためにFKの練習をしますし、得点するために必要なシュートも練習をします。それと全く同じ考えです。PKは一試合で行われる回数が極端に少ないですし、一回も無い試合も当然あります。しかし、試合で行われる回数が少ないもしくは「0」かもしれないという理由だけで練習しないのはもったいないとは思いませんか? 決めればリードを広げられる、外したら失うものが大きいPKです。より確実なものにしたければFK同様に練習するべきです。得意なキックを狙ったコースに蹴る! ただこれだけで十分です。練習で沢山蹴れば蹴るほど経験地は得られますし、その経験から自信にもなります。自信がつけば外す確率は下がりますから余計な心配は無用となります。よって楽しむことができます。

 PKが苦手な方へのアドバイスとして、以下を提唱します。
(1)ひたすらPKの練習をして、得意なキックを得意なコースに蹴ることを磨く。
(2)PKを蹴る時にGKを見ない。(GKを見ると余計な事を考えてしまうから。)
(3)ゴールやシュートコースも見ない。(ゴールやシュートコースを見てしまうと何処に蹴ろうか悩んでしまい、決心が鈍るから。)
(4)得意なキックを得意なコースに迷い無く、自分を信じて思い切って蹴る。

ただこれだけです。フットサルのPKはたった6mです。自信を持って楽しんで蹴れば良い結果が得られると信じています。月並みな言い方ですが、練習は嘘をつかないと思います。練習すれば練習した分だけ、見返りはありますよ。

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私は練習前のストレッチやブラジル体操を行う際に、必ず全選手に「かけ声」をするように指導をしています。単純に秒数(回数)を数えさせているだけですが、それでも「かけ声」があるか無いかで練習の雰囲気が変わってきます。

かけ声を出させる理由は「自分は練習に参加しています。」という意思表示としてで、フットサルは団体競技ですから同じ行動を取るならば、一人一人がバラバラに行うよりも揃って行う事がチーム力アップに繋がると思います。ですから選手にはチームに参加する以上はチーム力アップに貢献しなければいけませんから、チームの一員である事を自覚してもらうためにもストレッチやブラジル体操での「かけ声」は選手の義務としています。

そしてもう一つ、ONとOFFの切り替えとしてです。練習前は違う学校に通う選手同士、何か積もる話がありますから着替えながら世間話をして、友達としての楽しい時間を共有していると思います。しかし、そのようなリラックスし過ぎた状態で練習に臨んでしまっては当然トレーニング自体に集中する事は難しいので、大怪我をしてしまったり致命的なミスをしてプレーでチームに迷惑をかけてしまいます。それでは何のために練習に参加をしているかわかりませんし、本人も納得出来ないと思います。自分にとって良いトレーニングを積むためにも「これから練習を始めるぞ!」と楽しい時間から練習へと気持ちを切り替えるために「心」の準備のためでもあります。

さて、練習前のストレッチ等でのかけ声について書きましたが、活気がある練習風景と静かに淡々と練習メニューをこなしている練習風景、どちらが気持ち良くトレーニングに打ち込める環境でしょうか?私は静かに淡々と練習しているよりも、選手たちが声を出して走り回っている活気溢れる練習風景がチーム力を上げるのに良い環境だと思います。しかし、小学生・中学生・高校生の中には内気でなかなか声を出せない選手がいるのも事実です。その選手たちに無理矢理頭ごなしに「声を出せ!」と言っても、苦手と思う事をやらされる選手にとっては嫌な事でしかないので逆効果です。だからと言ってそれを放置しても良いわけはなく、ここが活気溢れる練習風景に出来るか出来ないかの分かれ道となります。選手とコーチの我慢比べです。

活気を出すには「大声」を出したりしてチーム全体が盛り上がるのが一番です。ただ、大声で叫べば何でも良いというわけではなくて、目的の無い大声は選手個人・チーム共にレベルアップには繋がらないので意味がありません。ではどのような大声が良いかと言えば、「仲間」そして「チーム」を盛り上げる声です。具体例としては「ナイスシュート」「ナイスブロック」「ナイスラン」「ナイスカット」「ナイスフォロー」「サンキュー」「走れ」「戻れ」「寄せろ」「頑張れ」etc・・・でしょうか。ようするに言われて嬉しい言葉、助かる言葉です。

声をかけられて嫌な気持ちになる人はいないと思います。誰だって褒められたり励まされたら嬉しいし、「よし、やってやろう!」と言う気持ちになるはずです。その事を声を出すのが苦手な内気な選手に根気強く伝えていき、自主的に声を出すまで待ちます。ひたすら待ちます。待つ努力をします。コーチが我慢する!それだけでチームは活気に溢れる練習環境を手に入れられます。

余談ではありますが、この「かけ声」は選手自身の練習の質の向上にも繋がります。選手のやる気=モチベーションには【内在的】と【外在的】の二つに分けられ、自身の夢実現や目標達成のためにはレベルアップしなければいけない!そのためには全力で練習に取り組み、力をつける事が必要だ。そのために今この場にいる!練習に参加する!という気持ちを持つ事が「内在的モチベーション」であり、「外在的モチベーション」はニンジンをぶら下げる事を指します。

外在的モチベーションはどうしても欲しい物、手に入れたい物があれば即効性は強く効果もある程度は期待出来ます。しかし、突発的な物なので持続力が無く、ニンジンを手に入れてしまった後はやる気を出すのに苦労をします。どちらが良いか比較するまでも無いと思いますが、明らかに「内在的モチベーション」が効果大です。自分のためにやるわけですから、一つの目標を達成しても次の新たな目標が生まれるだろうし、スポーツの世界で頂点を極めるのは雲をつかむような話なので、上を目指す選手にとっての「やる気」は無限大です。キリがありません。練習の質を高めるには「内在的モチベーション」は必要不可欠ですが、選手ももちろん人間ですので、体調不良や私生活の問題によってたまには「やる気」が薄れる場合もあります。その時に大活躍するのが「空元気」です!

空元気とは元気であるかのように見せる、言わば自分に「俺(私)は元気なんだ!」と嘘をつく事です。自己暗示です。やる気がないならば、無理矢理やる気を出すまでです。そうしなければ練習に参加する意味もありませんし、練習に費やした時間がもったいないです。目の前の試合に勝ちたい、レギュラーを取りたい、プロになりたい、と思っている選手には休んでいる暇はありません。体調不良や私生活の問題等でどんなに「やる気」が落ちていようと、練習に参加する以上は少しでも実力を伸ばさなければいけません。レベルアップする事を考えないまま参加する練習には意味がありません。前述しましたが、集中力の欠如によって大怪我をしたり、プレーでチームメイトに迷惑をかけてしまいます。それならば練習を休む事をおすすめします。私は練習に参加するならば自分に嘘をついてでも「やる気」は出さなければいけないものだと思っています。そのために必要な物が自分の内側から「やる気」を上げて行くための「自分を盛り上げる声」です。アップから大きな声を出しながら行動しているうちに少しずつもやもやした気持ちも晴れて来ます。大きな声を出すと、気分が良いですよね。

最初は空元気のための声出しに乗り気では無くても、声を出しているうちに本当に自分自身が騙されて来て、徐々に気持ちが高ぶって来ます。数分でも大声を出し続けていれば体も良く動くような気がします。アップが済んで本格的な練習が始まる頃には気分が不快だったのも忘れて気持ち良くプレー出来ているはずです。ここまで持って来る事が出来れば空元気成功です!自分自身が活気に満ちあふれている状態が作れています。

チームに所属する選手全員がこのように自分自身とチームを盛り上げる事が出来れば、その練習会場は活気ある物となるでしょう。

誰か一人でも良い意味でバカになって大声を出していれば、苦手意識を持っていた選手たちもいつの間にかその雰囲気に取り込まれて、気づけば全員が「かけ声」を出しているようになっています。楽しそうに声を出している選手が一人いるだけで、周りの選手はきっと引き込まれるはずです。きっと最初は周りの選手に聞こえないぐらいの小さい声だと思います。しかし、問題は声の大きさではなく、「盛り上げよう」と思って声を出す努力をし始めた事に意味があるはずです。最初は小さい声でのかけ声も数ヶ月・1年経つ頃には大きくなっているのかもしれません。その時を気長に待つ努力をしてみて下さい。

今まで抽象的に「活気がある」と書いて来ましたが、具体的にどのような物かと言うと理想はお祭りです!御神輿をかついでいる人たちが静かにやっているでしょうか?みんな大声を出してオーバーアクションで盛り上がっている場面を想像しませんか?スポーツの練習風景もそれが理想のような気がします。 

辞書を開くと、【活気】=生き生きとしてくる。陽気でにぎやかな感じになる。と出てきます。活気のあるチームと無いチーム、どちらが好きですか?と質問されて後者と答える人は少ないはずです。最近は真夏日が続き、炎天下の中でサッカーの練習をしたり、閉め切った蒸し蒸しした体育館でフットサルの練習をしているチームが多いと思います。このような暑くて辛い時こそ、みんなで声を出してバカになりながら活気溢れる練習をしてみてはどうでしょうか。活気があれば暑さが気にならないほど楽しく練習に打ち込めますよ。

声出しが苦手な選手が多いチームの方、ぜひコーチ自らが先頭に立って「チームを盛り上げる声出し」をしてみて下さい。

活気ある現場作りをしたいと思われている方の手助けになれたら幸いです。

 

 

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日本でフットボールの試合を観ていると選手やベンチから「集中!集中!」という掛け声や「集中しろ!」という声が聞こえます。フットボールの試合では集中力の欠如から失点をしてしまったり、ピンチを招いてしまうので、それを防ぐためにこのような声かけをチーム内でしているのだと思います。

【集中力】は他の何かに気を取られていたり考えている時に失われます。その「まさに今やるべき事」だけを考えていれば当然それが集中する事に繋がります。ですからあるプレーに集中させたいならば、抽象的に「集中しろ」「集中!」と言っても効果がありません。場面毎に適した具体的な「役割」を与える事によって集中力は増します。

相手ゴール前のファーポスト(セグンドへの詰め)でフリーになり、インサイドであわせて無人のゴールに押し込むだけのシュートを外す選手が非常に多いです。簡単なようでこのプレーは実は難しいです。理由は極度のプレッシャーを感じるからです。一流の選手ならば自身が今やるべき事だけを考えられるので、インサイドであわせる事だけに【集中】出来ますが、そうではない選手の場合は「絶対に外せない!」「決めなくちゃいけない!」「外したらどうしよう」「どこに当てよう」「カッコ良く決めよう」など、余計な事を考えてしまいます。余計な事を考えたらその時点で得点するために必要な事を忘れているので、集中出来ていません。このセグンドの詰めで得点するために一番必要な事は「インサイドに当てる」事です。逆サイドで味方が仕掛けてGKが引き寄せられ、自身はセグンドでフリーになっている場合、足下へシュートパスが来た瞬間ゴールは無人です。無人なのだから足に当てるだけで得点出来ます。ですからこの場面での【やるべき事】は「足(インサイド)に当てる」事です。インサイドに当てれば入るのだから他の余計な事は考えるだけ無意味です。インサイドに当てればほぼ100%に近い確率で得点出来ます。外す事、得点する事、シュートを打った後の事、を考える必要はありません。

たったこれだけの差で集中出来て得点するか、それとも集中出来ずにシュートを外すか、が変わって来ます。

また、攻守の切り替え・守攻の切り替えのスピードについても似たような事が言えます。フットサルは攻撃から守備、守備から攻撃の切り替えが早いスポーツであり、それが魅力となっています。そのスポーツで攻守・守攻の切り替えが遅いチームは勝てませんし、一人でもそのような選手がいれば致命的です。

試合中によく目にするのがシュートを打った後に外したシュートを見送ったり、シュートを外した事によって悔しがって頭を抱えたり、天を仰いで「あ~」と言う選手たちです。これらの選手たちの事を【意識が低い】の一言で片付けるのはどうかと思います。これらの選手たちは意識が低いのではなく、自分の役割を忘れてしまっているだけではないでしょうか。ようするに、試合に【集中出来ていない】んだと思います。

では、どうしたら試合に集中出来るかと言うと、その選手一人一人にシチュエーション毎における役割を明確に伝えたらどうでしょうか。例えば、

①シュートを打った→得点した→センターサークルへ戻る:センターサークルへ戻る事がシュート後の役割

②シュートを打った→外した→自分のマークを確認する(相手ボールを奪取):自分のマークが誰なのかを確認する事が役割。GKがクリアランスからロングボールを投げたら、そのボールを奪うために自陣に戻る事が役割。

●シュートを打った後に悔しがる行動は役割ではない。

●シュートを打った後に天を仰いで「あ~」と叫ぶのは役割ではない。

「あなたがシュートを打って外した後の役割は相手からボールを奪い返す事です。」と設定する。

③相手選手がシュートを打った→失点した→センターサークルへ戻る:自分たちが得点する事を考える。失点した事は仕方が無い。悔やんでも過去のミスは消せない。ならば自分たちが得点する事だけを考える。それが役割。(素早くセンターサークルへ戻る事で失点して悔しがったり、気分が落ち込むような雰囲気を作らない事が役割)

④相手選手がシュートを打った→GKが弾いた→ボールの行方を追う:相手ボールだったが、GKが弾いたので、ルーズボールをマイボールにする事が役割。

⑤相手選手がシュートを打った→GKがキャッチした→相手選手のポジショニングを見て、裏を取れるならば裏へ走る。真ん中が空いているならばケブラなど:マイボールを前に運ぶ・ゴールにシュートを決めるためにどうしたら良いかを考えて行動する事が役割。

などが挙げられます。これらの方法で攻守・守攻の切り替えを早くさせる事が出来るようになるとは一概には言えませんが、参考にしていただけたら幸いです。

実は集中するという事とリラックスするという事は似ていて、緊張している時は集中力が散漫になり、リラックスしている時は集中出来ているとも言えます。試合当日に「試合に出られるかな」「活躍出来るかな」「ミスはしないだろうか」「シュートを決められるか」「~は見に来てるかな」など、試合当日になるとやはり余計な心配ばかりしてしまいます。余計な心配をしてしまっている状態は様々な事を頭で考えてしまっているのだから当然試合に集中出来ていません。これが緊張の元と言えます。リラックス出来る選手は試合当日を特別と感じずに練習と同じだと思っているので、特に余計な事は考えず普段と同じような心構えで臨めています。普段と同じなのだから緊張するわけが無いんですね。自分がプレーする事だけに集中出来ていると言えます。

7月に入り暑い日が続いていますが、この暑さも集中力を散漫にさせる原因でもあります。しかし、考えを変えれば練習や試合に集中出来ていれば【暑さは気にならない!】という事にもなります。マラソンランナーのランナーズハイと同じかもしれません。長距離を走っていて本当ならば苦しい状態なのに、走っているとなんだか楽になったり楽しく思えて来る事があります。この状況に似ているのではないかと思います。

練習でライバルとなる選手がいて、その選手に1対1で絶対に勝つ。勝つためにはどうしたら良いかを懸命に考えていればその間暑さは気にならないのではないでしょうか?試合前、どうしたら対戦相手に勝てるか、自分たちがどうしたら得点出来て、失点を防げるかを真剣に考えていれば暑いなどと感じるでしょうか?もし暑い事が気になる場合はそれは、その時の【やるべき事】に集中出来ていないのが原因とも言えます。

暑い時こそ、その暑さに負けないぐらい大切な課題・目標を見つけて、それに対して集中してみて下さい。きっと暑さは気にならなくなると思います。

今回は【集中力】について少し書かせていただきましたが、他にもいくつか集中力に纏わる話がありますので興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

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メンタルトレーニングを直訳すると「精神的な」トレーニングとなりますが、精神は人の心です。ですから「心」を鍛える事を指します。

筋肉が良い例ですが、鍛えられる箇所は鍛えれば鍛える程能力が向上しますので、もしそれらが必要であるならば鍛えなければもったいないです。メンタルトレーニングという以上は心も当然鍛えれば強くなれるので、心の強さが必要であると感じる人はぜひ鍛えてみて下さい。「心」は鍛えられます!

メンタルトレーニングと言うと堅苦しい、面倒臭い?と感じる方も多い思いますが、実は些細な事から鍛える事は可能です。ポイントは心にゆとりを持つ、楽しむ、自分を信じるです。

フットサルの強豪チームなどが格下に負けた時によく「試合への入り方が悪かった」という事を聞きます。これは相手が格下であるために試合前にリラックスし過ぎた事が原因です。スポーツに限らずあらゆる分野でハイパフォーマンスを発揮するには最適な心理的覚醒水準(活性度)でなければならず、この水準が低過ぎても高過ぎてもいけません。低い時は「やる気がない状態」、高い時は「不安からの緊張、興奮状態、落ち着きが無い、やる気の空回り」といった状態になります。

この事から心理的覚醒水準を自らコントロールして、最適な精神状態へ持って行く事が試合でのハイパフォーマンスへ繋がるという事がわかってもらえたと思います。

 【心理的覚醒水準が低過ぎる場合】やる気がない、覇気がない、といった場合には内在的モチベーションの低下や疲労などが原因だと思われます。そのような場合にはマイナス思考をプラス思考へ変えなければいけません。試合当日になったら「やる気がない」「疲れている」は良いプレーが出来ない言い訳になりません。目前に試合が迫っているのですから、「やるしかない」のです。やるしかないのだから、まずは自分の気持ちが試合に向いていない事を認め謙虚になり、少しずつ気持ちを高めるようにしていきます。方法としては深呼吸の逆となる過呼吸(呼吸を早く短く)を行い、そして軽くランニングを始めます。過呼吸をしながらランニングをしていると当然心拍数は高まるので、「やる気が出ないなぁ」などと余計な事(試合に勝つには不要な考え)を考えている暇がなくなります。更に汗をかいて来れば気持ちが少し晴れてくるはずです。ここまで来ればあと少しです。チーム全体でやるブラジル体操やストレッチの時にお腹の底から大声を出せば最適な心理的覚醒水準へ近づけるはずです。

【心理的覚醒水準が高過ぎる場合】不安からの緊張ややる気が空回りしている状態は明らかに平常心ではありませんので、まずはこの「盛り上がり過ぎている」状態を自覚しなければいけません。いつも以上に喉が渇いたり汗が沢山出る、動悸が激しいといった症状が出るのでそのような場合は「平常心ではない」という事を素直に認めましょう。平常心では無い事を認められたら次に行うのはリラクゼーションです。理想のリラクゼーションはプールに浮かんで目を閉じて瞑想する事なのですが、試合会場のプールでのんびりしている余裕も無いと思います。そのような環境での最適なリラックス方法は仰向けになって寝そべって、目をつむり深呼吸をする事です。深呼吸をして心拍数や動悸を抑えて、自分の活動スピードをゆっくりする事を意識します。そうすれば自ずと心を落ち着いて来ますので、上がりすぎている状態から平常心に近づける事が出来ます。

ここまで個人の心理状態の持って行き方を話して来ましたが、次はチームとしてです。これが一番重要です。なぜならばフットボールは個人競技ではなく、団体競技だからです。団体競技ではチームとしての一体感、盛り上がりが必要不可欠です。チームとして試合に気持ちを向けるためには「ルーティンワーク」をオススメします。

 試合当日は普段の練習と違い、「本番だ」「負けられない」という気持ちが生まれ、それが自然とプレッシャーになってしまう事が多いです。ようするに普段と違うという雰囲気を作り出してしまっている事が既にマイナスへと進んでいます。そして試合の時だけブラジル体操を全員で声を出して行ったり、練習時とは違う「チームを盛り上げる」アップをしたり、試合前に円陣を組んだところで効果は薄いです。

「練習でやって来た事がやれれば」「普段通りのプレーがやれれば」と言う人が多いですが、試合の時に練習時とは違うアップをやっている時点で「普段の力」は出せません。練習時と同じ事をやるから、練習時の力を出せると思って下さい。ただし、「チームを盛り上げるアップ」はチーム全体の【心理的覚醒水準】を高めるのに最も適したものですのでやるべきです。普段の練習から「チームを盛り上げるアップ」を行い、円陣も練習開始前に組む事が試合でのハイパフォーマンスに繋がります。

チームを盛り上げるアップや自分たちのチームならではの一体感を出させる物などを【ルーティンワーク】として行い、それを試合前にも行うようにします。毎回の練習時から取り入れれば試合の時に練習時と同じ「盛り上がった状態=平常心」で戦う事が出来ます。これがルーティンワークの効果です。

選手1人1人が自分の心理的覚醒水準を最適な状態にし、チームとしてのルーティンワークを全員で行ってチームを盛り上げる。これが出来れば試合でも「練習でやった事」を出せるし、「普段通りのプレー」も出来ます。

選手が良いプレーをしたりチームとして良い試合をし、勝利を得るには精神の安定は必要不可欠です。ここで挙げた内容はメンタルトレーニングの極一部です。現状に満足せずに上を目指すというのであればより多くのシチュエーションに沿ったトレーニングが必要になって来ます。

私は指導しているチームで必ずアップにブラジル体操を取り入れています。そして選手には「チームを盛り上げるための声出し」を求めています。声出しの目的はONとOFFの切り替えのためです。練習が始まる前は集まった選手たちが着替えながら談笑し、リラックスをしています。ですが、このままの状態が続くと心理的覚醒水準が低過ぎる状態に繋がってしまうので良いプレーが出来ません。効率良い練習を行うためには覚醒水準を上げなければいけないので、「これから練習を始めるぞ!」と気持ちを切り替えさせるために全員で大きな声を出す事を絶対としています。これが練習を始めるための【気持ちの準備】になります。ストレッチや単純なアップでは【体】は練習のための準備が出来ますが、心は不十分です。それを我がチームではブラジル体操での声出しで補っています。

この内容を読まれた方がメンタルトレーニングの重要性に気付き、日々のトレーニングに「心技体」の【心】も取り入れるなど参考にしていただけたら幸いです。
 

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フットボール(スポーツ)で良い選手には「心技体」全ての要素が高レベルで備わっていると思っています。というよりも、備わっていなければ良い結果を得られないはずです。

様々なフットボールの教本を手に取ると載っている内容は技術(ボールコントロールなど)、戦術がメインに、そしてフィジカルトレーニングが少しです。なぜ「心」に関するトレーニング内容は載っていないのか疑問です。スポーツをプレーするにあたって、心技体という要素は切っても切れない関係にあるはずです。しかし現状では「心」を鍛える内容は【メンタルトレーニング】という別物として扱われています。

なぜ「心」を鍛える事が切り離されてしまうのか、不可解です。フットボールを教える事に興味がある人は「技術」を向上させる事に最も注目をするはずです。そして数年前から各メディアで「フィジカル」という言葉が取り上げられる事が増えた結果、身体の能力向上にも指導者たちは興味を持ち始めました。しかし、【メンタルトレーニング】に関しては「取り入れています。」と言える人は少ないのではないでしょうか。私は過小評価されているメンタルトレーニングを常日頃から行うべきだと考えています。

これから指導者を目指す人には「心」も技術や身体と共に同時進行で鍛えるという事をしてもらいたいです。一般の方の目に触れやすい教本にメンタルトレーニングの重要性が説かれていれば、フットボールの指導の入口に立たれている方でも技術・身体能力だけでなく、「心」も大事な要素だという事に気付いてくれると思います。しかし現状では前述したように他要素と切り離されてしまっているので、なかなかその大切さに気付いてもらえません。

次回、具体的なメンタルトレーニングについて書かせていただこうと思います。

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著者プロフィール

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峯山典明
府中ATLETIC F.C.にて強化部門を担当。サテライトチームコーチ、U-23/18/15監督。 東京都ユース(U-18)フットサル選抜チームの監督/コーチも務める。
URL: http://paulista.chihaya.chu.jp/

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