新聞の最新情報バックナンバープリント 東京フットガールズ2011年1月25日(火曜日)

東京フットガールズ

  • 125日 火曜日
■発行・編集:株式会社スポーツリンクアンドシェア

第10回東京都女子フットサル大会最終日は3月20日都内体育館で開催された。これまでの試合とは違い、20m×40mのコートを作成し準決勝は15分、そして決勝は20分のプレイングタイムで行われた。正規のサイズでしかも1日2試合を消化しなくてはならず、チームの総合力が問われる最終日となった。

 

<大会結果>

【優勝】FUN Ladies

【準優勝】CAFRINGA BOYS東久留米

【3位】Fuchu Athletic Ladies

 

優勝はFUN Ladies。決勝はPK戦となったが、追いすがるCAFURINGA BOYS東久留米を振り切った。CAFURINGAは決勝で3度のビハインドを3度共追いついたが最後にPK戦で力尽きた。FUN Ladiesは公式戦である全日本女子フットサル選手権、関東女子フットサルプレリーグ、東京都女子フットサル大会全てで優勝を果たした。また民間の主要な大会に も参加すれば優勝という無敵ぶりを見せた。

3位決定戦では両チーム激しい試合を府中が粘り強く戦いうー魚に競り勝ち3位を掴み取った。府中は敗戦となった準決勝でも攻撃力の高いCAFRINGAに対して体を張ったディフェンスで対抗しての失点1は見事。全員が一丸となって得た3位だろう。

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Fuchu Athletic Ladies 2-1 うー魚

 

先制点は府中。前半4分ゴール前にボールがゴール前にすり抜けてきたところを⑰日比野選手が抜け目なくシュートを決め先制。圧倒的にボールを回すうー魚は前半12分Pivoに張る⑩見澤選手へボールを供給し左へ反転しドリブルし素早く右足を振り抜き同点に追いつく。府中は堅い守備から途中鋭いカウンターを見せてゴールに迫るが素早い切り替えで戻るうー魚のディフェンスを崩すまで至らなかった。

後半に入りうー魚は素早い寄せで前プレを行い府中を圧倒。リズムを掴みかけるがなかなか続かず攻めるうー魚、守る府中という構図が続いた。スコアが動いたのは後半6分、キックインからのシュートパスをファーサイドで⑯大屋選手がスライディングで合わせて勝ち越し点を獲得。その後お互いに激しくコンタクトし見応えのある試合となったが、全員で守り切った府中がその後のうー魚の猛攻を抑えて3位の座を手に入れた。

府中は思い切りの良さが目立ち、全員で体を張ってのディフェンスが本当に機能しうれしい3位を手に入れた。今大会で大きな自信を得たはずだ。一方でうー魚は迷いが見える場面もあった。うー魚はまだ新しい体制になって初の公式戦という事もあり、これからチームを作っていく段階と思われ、今の立ち位置を確認できる大会となったはずだ。いずれにしてもうー魚は来季東京都1部リーグの優勝候補の最右翼に挙げられるチーム。これから熟成していくだろう。

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FUN Ladies 3-3(PK4-2) CAFURINGA BOYS東久留米

 

この試合は20分のランニングタイムで行われた。準決勝と同じく20m×40mのピッチで戦う事を考えると総合力が問われる試合だが、準決勝の疲労がやや心配。FUNの先発はGK①手塚選手、④賀川選手、⑥宇津木選手、⑦高橋選手、⑩中島選手。対するCAFURINGAはGK⑭渡辺(栄)選手、③兼田選手、⑥渡辺(夏)選手、⑫内田選手、28八巻選手。ボールを回すFUNに対してやや引き気味に守りカウンターを狙うCAFRINGA。ボールキープ率に上回るFUNが前半6分⑦高橋選手が中央から右サイドへドリブルして冷静に逆サイドゴールネットへ流し込んで先制した。それに対してCAFURINGAは前半8分右サイド突破からの折り返しがディフェンスに当たりこぼれた所を28八巻選手が押し込んでタイスコアに。FUNもすぐに前半10分にハーフウェイライン付近から⑨四宮選手からのロビングパスを⑩中島選手が頭で合わせ、前に出ていたGKの頭の上を越えてゴールへ吸い込まれていった。しかし点の取り合いはまだ終わらず前半13分に⑫内田選手の中央突破がファールを誘い、これで得たPKを⑥渡辺(夏)選手が決めて同点。この後両チームともにマイボールを大事にする事でゲームが落ち着き2-2のまま前半を終えた。

後半のゴールを奪ったのはまたもやFUN⑦高橋選手だった。相手陣内で一気に追い込みボールを奪取。最後は⑩中島選手のパスをファーサイドで押し込み勝ち越しに成功した。後半はやや落ち着いた展開になるが、お互いにリスクを考慮して無理をせずにパス回しをして一進一退。後半15分に不運にもCAFURINGAは2回目の警告で退場となり一人少なくなってしまったが、気持ちを切らさなかった。一人少ない2分間を耐えて盛り返すと何と残り51秒、⑥渡辺(夏)選手の突破からのシュートパスをゴール前で⑨加藤選手が合わせて同点に追いつく。選手の疲労を考えるとまさに執念と言わざるを得ない。

大会規定に基づき試合はPK戦へ。両チーム1本目を決めた後、2本目、3本目をFUNのGK①手塚選手が2本連続でPKを止め最後は⑦高橋選手が確実に決めて勝負あり。追い込まれても自力で跳ね返すFUNの強さを改めて印象付ける試合だった。

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突然のでき事だった。試合後に日本代表の高橋唯選手(FUN)が胴上げされた。サポーターも首を傾げ何が起こっているのかにわかには認識できなかった。その後関係者に話を聞くと今大会で競技フットサルから引退するとの情報を得た為、急遽高橋選手にインタビューを行った。

 

-引退される一番の原因は?

様々な理由がありますが、体力的な問題が一番です。過去に膝の前十字靭帯の手術をしていて、今でも膝が曲がりきらない状態なんです。ピッチ上で踏ん張り切れずに体を投げ出すのは膝にも理由がありました。

-いつ頃決断されたのですか?

昨年の夏頃にほぼ決めていました。本当は(全日本フットサル)選手権で辞めようと考えていました。しかし他にも退団選手がいてみんな悲しんでいたので言い出すタイミングを逃してしまいました。実は今日まで言えずにいたチームメイトもいたんです・・・。順番を考えてサポーターへの報告も遅くなってしまい本当に申し訳ないと思っています。

-最後に自らのPKを決めて有終の美を飾ったのはできすぎたシチュエーションでしたね。

本当は順番は違ったのですが、オスカー(監督)が直前で順番を変えて蹴るように指示されました。決められてホッとしました。(笑)フットサルを通じて様々な方々のお世話になりました。自分は仲間に恵まれて本当に幸せ者だったと思います。

 

小さい体でピッチを縦横無尽に走り回り、あきらめずに体を投げ出してプレイする姿は誰もが感嘆の声を上げていた。膝の不安を抱えながらもあれだけのプレイを見せ、日本代表としても戦った事は驚きさえ感じる。実は筆者も高橋選手の大ファンの一人だった。インタビューの最後に

「現役続行という選択肢は残されていませんか?今後少し休養した後に復帰するという事はありませんか?」

引退を信じたくない自分はこんな質問をしたかったが、苦悩した上での決断であった事を想像するとやはり聞けなかった。

「是非またどこかでお会いしましょう」。

この言葉が精一杯だった。本当にお疲れさまでした。

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CAFURINGA BOYS東久留米 0-1 Fuchu Athletic Ladies

うー魚 0-3 FUN Ladies

 

準決勝1試合目は試合序盤からCAFURINGAがボールをキープしいつものようにサイドからの突破を攻撃の柱として府中に襲いかかる。府中はGKを中心に粘り強く守り時折鋭いカウンターをしかけるがあと一歩でゴールをこじ開ける事ができない。府中はキックインやCKからサインプレイをしかけ、ひとつのパターンを複数の選択肢からプレーを判断している様子があり、非常に鍛えられていると感じる。粘り強く戦う府中に印籠を渡したのはCAFURINGA⑥渡辺(夏)選手だった。後半残り1分29秒、中央から右サイドへドリブルし放ったシュートは低い弾道で逆サイドネットに突き刺さった。全員で戦った府中は最後の最後に個の力にやられてしまった。

 

2試合目はFUNの良さが際立ったゲームだった。スコアは3-0だったが、終始FUNのペースで試合が運んだ。広いピッチを有効に使い、スペースをうまく使い、時には裏を狙い時にはケブラで顔を出し面白い位にパスがつながった。特に3点目は相手ゴール前で奪ったFKからのセットプレーが見事に決まったのは圧巻だった。うー魚はことごとくFUNに良さを消されてしまった感がある。カウンターに勝機を見出したが、FUNの巧みなディフェンスを打ち破る事はできなかった。

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