新聞の最新情報バックナンバープリント 関東レディース2011年1月25日(火曜日)

関東レディース

  • 125日 火曜日
■発行・編集:株式会社スポーツリンクアンドシェア

4/18(日)埼玉県女子フットサルリーグ第2節は今季も多くの日程で使用する事になる予定の宮代町総合体育館で開催された。開幕節では全4試合が10点差の差がつく試合だったが、今節は優勝候補のdolce da donnaと新規参入の武蔵丘短期大学とが対決する注目のカードが行われる。他にも開幕節に試合の無かったロクFC Grama、I.F.C/ems、FILHO Ladiesが登場する。今年から埼玉県女子フットサルリーグを取材する筆者にとってようやく全チームの陣容を確認する事ができる。

 

<試合結果>

ロクFC Grama 0-0 chechio

りーずなぶる。 0-1 I.F.C/ems

武蔵浦和FC 8-0 FILHO Ladies

dolce da donna 4-8 武蔵丘短大

 

注目の第4試合目は武蔵丘短大がdolce da donnaから常に先手を取り、追いすがるdolceの猛攻を少ないベンチ入りメンバーながら振り切り快勝した。武蔵浦和FCも2戦続いての大差勝利で2位に付けている。前節でも感じたが、広いコートでの20分プレイングタイムは非常にハードに感じる。これから暑い季節を迎えるにあたってチームとしての対策も必要だろう。

第3節は5/16(日)ウィングハット春日部で開催される。

 

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り~ずなぶる。 0-1 I.F.C/ems

 

りーずなぶる。は開幕戦でAventura Kawaguchiに大敗を喫してしまったが、昨季上位リーグの意地を見せたい所。I.F.C/emsは昨季後半より浦安、う~魚で活躍した⑪小川選手が加入して上向き傾向。試合開始2分に⑪小川選手が交代でコート内へと入っていくとI.F.Cはその⑪小川選手にボールを集め攻撃を組み立てていく。主に⑪小川選手のドリブル、ボールキープからシュートやラストパスへ移行するパターンの攻撃が多く見られる。ボールキープに長け、右足、左足共にシュートがうまい⑪小川選手だからできる戦術だ。り~ずなぶる。はこまめに交代を行うが、コート内でパスの出し手と受け手の意図のずれもあってパスがつながらない場面が続く。しかしボールをしっかりとつなごうという意識は垣間見える。

前半14分、攻撃の中心となっていたI.F.C⑪小川選手はGKから左サイドでボールを受けるとそのまま中央をドリブル。ディフェンスをかわして第2PK付近へ侵入し思い切り右足を振り抜くと低い弾道のシュートがゴールに決まった。対するり~ずなぶるも⑤君島選手の強烈なシュートを有効に使うべくキックインから積極的にシュートを狙う。両チーム決定機はあるものの両チームGKの好守でゴールを割らせず前半を終えた。

 

後半に入り、同点に追いつきたいり~ずなぶる。だったが、ボールの支配率は依然I.F.Cだった。思いどおりの攻撃ができないり~ずなぶる。は後半11分にタイムアウトを取ると、直後から前プレを始めた。I.F.Cは厳しいプレッシャーの際も常に⑪小川選手を探しボールを集める事で打開しようと試みるが徐々に押し込まれる場面も増えてくる。それでもGK⑩冨澤選手の好セーブで無失点に抑え最少得点差でI.F.Cが勝利を飾った。

公式記録を見ると両チーム共に前後半を通じてシュート数が31本と同数。内訳を見るとI.F.C⑪小川選手が21本、り~ずなぶる。⑤君島選手が16本といずれも半数以上の割合を占めている。特定の選手に頼らない攻撃の形が求められるだろう。

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ロクFC Grama 0-0 chechio

 

両チームともに決定機を決められない試合だった。ロクは序盤から前を向いている人にシンプルにシュートを打たせようという意思統一がされている事もあり、シュート力のある⑥金澤選手、⑱戸田選手にボールを集める。chechioは足元があってボールもさばける④栗原佳選手をフィクソに置いてドリブル突破力のある⑧栗原三選手を中心に攻撃をしかける。開幕戦同様、キックイン、コーナキックから積極的にサインプレーを使い、またパラレラやジアゴナルをしかける。結果にはつながらなケースもあるが、通用するかしないか、またどういった点でうまくいかなかったかというのは試合で積み重ねる事で精度が高まる場合が多い。またリスクの観点から止めなくてはいけない場面も出てくる。実戦での経験は何物にも代え難いものだけにチームとしての財産になっていくはずだ。

前半守備のラインは両チームともにハーフライン付近に置いてチャンスと見るや前へとプレッシャーをかけていく。そのタイミングについてはロクはピッチ内で声をかけながら詰めていくのに対してchechioはベンチからの指示でプレッシャーが始まる。後半に入るとロクはやや前からプレスをかけるが、カットできてもシュートへ行く前にカットされたりシュートをブロックされてしまい決定機までには至らない。またロクGK⑤柴田選手、chechioGK⑬宇高選手の好守もあって両チーム共にゴールを決める事ができずスコアレスドローで試合は終了した。

chechioは2戦目にして勝ち点1を獲得。Gramaはベンチ入りメンバーが少なく交代もあまりできない状況でコートに長くいる選手もいて終盤には疲労の色が見えた。後半は30本もシュートを打っていただけにあと一歩、あと一工夫で点が取れただけに悔しい引き分けとなったはず。昨季主力だった西形選手のAventura Kawaguchiへの移籍は痛いが各自がレベルUPする事によってカバーしてもらいたい。

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dolce da donna 4-8 武蔵丘短大

 

昨季は惜しくも2位に終わったが、ここ数年埼玉県女子フットサルリーグの優勝を争うdolce。dolceに挑む武蔵丘短大は関東女子サッカーリーグと日程が重なってしまい監督も不在でベンチ入りはOG中心に8人と厳しい陣容。GKが2名だったのでフィールドプレイヤーは6名のみだった。

試合は前半立ち上がりdolceに惜しい場面が続く。やや引き気味に守り、ボールを奪うと素早くディフェンスの裏を狙いシュートまで持ち込む。武蔵丘短大は引かれた相手に対してゆっくりとボールを回して相手の隙を伺い無理にドリブルで中央突破する様な事はしない。すると3分⑬石田選手が右サイドで勝負をしかけ思い切り振り抜いた右足シュートがゴールに突き刺さり先制点を奪取する。続いて10分にも中央で⑨北上選手が意外性のあるラボーナでゴール前の⑦岡見選手へパスを通し更に落とした所に⑬石田選手が走り込み、右足で合わせて2点目が決まった。

武蔵丘短大は参入戦、開幕戦で引かれた相手に対しての攻め手に困り不用意にボールを奪われる場面もあったが、今日の試合ではシュートを打つ意識が高かった。ダイレクトでパスが回るのはフォローも判断も早く、ゆっくりとしたダイレクトパスを数本つないでチャンスと見るや一気にスピードを変えて攻めで攻撃を形作っていた。dolceはいつにも増してボールをまわす意識が高く、”サイ”の形で縦に入れたり、フェイクを多用してボールを受けたりといわゆる”フットサルの動き”を行い攻撃を組み立てた。依然引き気味の守備ラインだったが、攻勢に出る武蔵丘短大からボールを奪うと一気にカウンターを仕掛け少ないパスでシュートまで持ち込んだ。カウンターの為、仕方ない部分もあるが、ファー詰めがいればという場面も何度かあった。

次の点も19分に武蔵丘短大が奪う。⑦岡見選手が⑬石田選手とのワンツーで抜けてシュート。これが決まり3点差として前半を折り返した。結局武蔵丘短大は先発メンバー5名が一度も交代する事無く前半を戦い抜いた。

 

後半に入っても武蔵丘短大はメンバーを変更せずに迎えた後半3分、素早く2人で囲んでdolceからボールを奪い、左サイドを⑬石田選手がドリブルし折り返した所を⑦岡見選手が決めて4点目を奪取した。この後武蔵丘短大がは後半5分にようやく⑬石田選手と21番時田選手が交代した。しかしここからdolceの反撃が始まる。後半5分、⑪葛西選手がPivoの位置でボールを受けると反時計回りに反転して右足でシュート。シュートに勢いはなかったがコースが良くゴールに決まり1点反撃する。ゴールを決めた直後にシュートを決めた⑪葛西選手が自らボールを拾いセンターサークルへと置いた。一気に反撃ムードが高まるdolceだったが、直後の後半6分に武蔵丘短大21番時田選手が左サイドからの折り返しをファーで決めて再度4点差とする。ここからお互いにノーガードの打ち合いの様相を呈する。後半6分にdolce⑪葛西選手がシュートをGKがはじかれた所に素早くスライディングシュートで押し込み点を取れば武蔵丘短大も後半7分に北上選手がゴールまで鮮やかな切り返してゴールを決める。更にdolceは⑥荒川選手も敵に囲まれながらも体を投げ打ってのシュートが決まれば後半12分に武蔵丘短大も⑬石田選手のドリブルカットから素早くファーサイドの⑦岡見選手へパスを送り得点。決してあきらめる気配のないdolceを何とか突き放そうと後半15分にゴール前鮮やかなパス回しから今日4点目となる岡見選手が決めるが、dolceは⑭坂本選手からのロビングパスを⑪葛西選手の頭で合わせるホットラインで点を返す。めまぐるしく得点が決まる展開もさることながらいずれの得点シーンも鮮やかだったり、執念が見えたりと試合に引き込まれるような得点だった。

終わってみれば8-4で武蔵丘短大の勝利となったが、試合後半はさすがに両チーム疲労が見られ、とりわけ武蔵丘短大は少ないメンバーで戦った影響が少なからず出ていた。特に守備の場面では組織としての守備が機能せず失点を重ねてしまった。しかしこの展開は守備偏重の男子フットサルでは見られないスリリングなフットサルとなった。勝った武蔵丘短大へはもちろん、諦めずに攻め続けたdolceにも称賛の拍手を送りたい。これぞフットサル、そんな気がした試合だった。

 

武蔵丘短大⑬石田選手の談話

-今日メンバーが少ないようでしたが?

関東女子サッカーリーグ、Liga student2010と日程がかぶってしまい、OG5名と1年生3名しかベンチ入りできませんでした。

-いつもは出場時間も限られているようでしたが、今日はいかがでしたか?

確かにいつもは少し短いかなと感じていましたが、さすがに今日は疲れました。

-dolce da donnnaの予備知識等はありましたか?

予備知識はほとんどありませんでした。しかし強いという事だけは聞いていたので恐れずに正面からぶつかってみようと考えていました。

-戦ってみてdolceの印象は

今まで戦ったチームの中では一番組織力を感じました。特に失点のシーンでは相手の思うツボだった気がします。相当練習を重ねているんだなと感じました。今日は勝ちはしましたが、課題の多い試合でした。やられたという経験がないと自分達で気付けないので正直こういった試合を早く経験したかったです。勝った事は嬉しいですが、悔しい気持ちが強いので自分たちのスタイルを崩さずに課題に取り組みたいです。

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武蔵浦和FC 8-0 FILHO Ladies

 

昨季下位リーグ最下位となってしまったFILHO Ladiesはこのオフに東京都フットサルカップにも参加。見事にグループリーグを突破するという結果を出した。今節が初戦となるだけに結果を求めていきたいところ。しかし試合立ち上がりから武蔵浦和の積極的な守備からFILHOを押し込み、積極的にシュートを放つ。FILHOはカウンター中心で攻撃をするが、武蔵浦和の切り替えの速さからなかなかボールが前線に運べず、シュートを打てなかった。武蔵浦和は前半4分に④荻選手の先制点すると攻撃にリズムが出てくるようになる。続いて前半10分に⑬伊藤選手がコーナーキックから直接ゴールを決め、更に11分またもや⑬伊藤選手がパスカットからのGKとの1対1を冷静に流し込んで3点差として前半を終えた。

 

後半に入っても武蔵浦和ペースは変わらず守備のラインも徐々に上がっていきほぼ前プレのような状況になる。こうなるとFILHOは非常に苦しくなり、エースの⑦大森選手も守備に忙殺されてしまう。後半9分にパスカットから③北村選手から⑩吉野選手へとつないでゴールを奪うと続く後半10分にも⑬伊藤選手が得点しハットトリックを達成。後半12分にも⑪金野選手がいずれもパスカットからのシュートで2点を奪い、更に13分に⑭鷲崎選手が加点し8-0とした。

武蔵浦和はフィジカルが強く、寄せる際の当たりも強い。試合を通じて波はあるもののパスをつなぐ意識も高く、前線でボールも収まるので攻撃を組み立てやすいという利点がある。FILHOは8点差をつけられて少し気持ち的に折れてしまった感はあったが、⑭鈴木選手の右サイドの有効的な突破から惜しい場面を作るなど良い時間帯を作れた。⑭鈴木選手は以前東京都のGALO LAdiesにも所属していた選手で古傷の関係でスピード感には欠けるもののタイミングで相手をかわす技術に長けており、攻撃の良いアクセントになっていた。何とか⑦大森選手を前線で動かしたい所だったが、そこまでボールをつなぐ事ができなかった。

試合は思い通りの試合運びだった武蔵浦和が8-0の大差をつけ開幕2連勝を飾った。

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