新聞の最新情報バックナンバープリント 関東レディース2011年1月25日(火曜日)

関東レディース

  • 125日 火曜日
■発行・編集:株式会社スポーツリンクアンドシェア

<参入戦出場チーム>

武蔵丘短期大学

cerchio

Fukaya

Aventura

 

来季は埼玉県女子リーグが面白いのでは、そう思ったきっかけは間違いなくスペインから帰国した藤田安澄選手、そして常勝Fun Ladiesの小野芙美子選手が埼玉県で新チームを立ち上げるとの情報を得たからだ。埼玉県女子フットサルリーグは昨季までdolce da donnaが2年連続優勝し関東女子フットサルプレリーグに参加。2008年度の第1回は2位、2009年の第2回は4位と上位につけている。

しかし全日本フットサル選手権をはじめ、全国規模の大会での実績を残せてはいない状況。今年度は8チームで総当たりリーグ戦を開催し、上位、下位でそれぞれリーグ戦を行った。そしてFFC Esrela NOVOがdolce da donnaの3連覇を阻み来年度からの第1回関東女子フットサルリーグの出場権を得た。

3/13(土)、14(日)に宮代町総合体育館で開催された今季の参入戦出場チームは4チーム。全チーム参入予定で、来季は12チームで開催される事になるが、今回の参入戦はプレシーズンマッチの意味を込めて順位を付け、県リーグの対戦カードの確定を行う為にも開催されたようだ。前述の新チームはAventuraだが、他にとても興味深いチーム名を見かけた。それは武蔵丘短期大学。関東大学女子サッカーリーグ、埼玉県女子サッカーリーグに所属し毎年なでしこリーグ(Lリーグ)に選手を輩出している女子サッカーの名門校。フットサルリーグへの参戦の意味やAventuraの陣容を調べるべく参入戦を観戦しに現地へ足を運んだ。

1位 武蔵丘短期大学

2位 Aventura

3位 Fukaya

4位 cerchio

大差がついてしまったゲームもあったが、参入戦とは言えレベルは決して低いものではなかった。指導者がベンチで指示を出し、しっかりとボールを回し、チャンスにはサインプレーでシュートの形を作るなど意識は非常に高い。話題のある新規参入組に対して更に既存のチームにも大型補強の噂も流れてきている。今季の埼玉県リーグには是非注目してみたい。

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藤田安澄選手がスペインから帰国し府中アスレティックレディースに所属していた際に来季についてはいろいろ考えている最中と言っていた答えは新チーム立ち上げての埼玉県リーグ参戦だった。昨年末頃より噂となりそこにFun Ladiesの小野選手が移籍し参加する事もブログ等で情報が流れていた。噂は徐々に明らかにされ、Jリーグ参加を目的に結成され埼玉県サッカー1部リーグ(男子)所属のAventura川口というチームの女子フットサル部門という形で新チームを立ち上げる事が判明。更に日本代表GK本多選手も合流という情報も入り徐々に陣容が明らかになってきた。メンバーについてはHP等で募集を行い既に2回セレクションを経て徐々に選手が集まってきているようだ。

今回Aventuraのキャプテンである小野選手にインタビューしてみた。(インタビューは参入戦1日目終了時)

 -新チームでの初めての公式戦の感想は?

メンバーが怪我などを抱えていて試合に出場できる選手が限られている状況で今回は少ない人数での戦いになってしまいました。まだチームを作っている段階。今回は結果はともかく経験を積む事だと考えています。

-現在練習はどの程度行っていますか?

結成からまだ数回と数える程度。本当は週3回程度練習をしていきたいと考えているので今後環境を整えていきたいです。

-本日のメンバーは少ないようでしたが、今後増える予定はありますか?

今日はベンチ入り8名という状況でしたが、4月には更にメンバーが揃ってくる予定です。更に2軍も欲しいと考えているので随時募集をしていきたいとも考えています。

 

今回残念がら武蔵丘短期大学に完敗となってしまっていたが、これも経験と考えているはず。まだ大物加入の噂も聞えている事から本領発揮はこれからだろう。今後の活動から目が離せない。

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<1日目結果>

武蔵丘短期大学 11-0 cerchio

Fukaya 6-1 Aventura

武蔵丘短期大学 13-0 Fukaya

cerchio 0-5 Aventura

 

武蔵丘短期大学の強さが際立った1日目だった。足元の技術は確かで特に浮き玉の処理のうまさや強烈なシュートはサッカー名門校の実力を証明するものだった。キックインの違反を取られるなどまだフットサルのルールに慣れていない点は愛嬌か。Aventuraは初めの公式戦で立ち上がり硬さも見られたが点を重ねる毎に動きが良くなってきているように感じた。ベンチ入りのメンバーは7名のみで多少フィジカル面で厳しい点もあったかもしれない。

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言わずと知れた大学女子サッカーの名門校。なぜフットサルに参戦してきたのか河合一武監督に話を聞かせていただいた。

-今回埼玉県フットサルリーグに参戦してきたきっかけは?

まず第一に挙げられるのはフットサルへの興味。私自身日本サッカー協会の女子の委員を務めたりしている関係で様々な面から女子サッカーを検証してきました。その検証の中で日本女子サッカー代表やなでしこリーグで活躍する選手は北海道出身が多い傾向にあるというデータが出てきました。北海道といえば冬はグランドが使用できないので屋内でフットサルを行っている事が関係しているのではと考えフットサルに興味を持ち、昨年から様々なカテゴリーのフットサルを観戦に行きました。

二つ目としては現在武蔵丘短期大学はサッカーコースをサッカーフットサルコースに変更する予定。これは女子サッカーが抱える問題としてあるボールを蹴る場所を当校で幅広く提供できないだろうかと考えている事。小中学生の時にサッカーをしていたが選手が高校入学と共に蹴る場所を失ってエンジョイのフットサルに流れてしまう。その選手たちを競技の世界に戻す場所になれないかと考えました。

三つ目には当校出身のOGがなでしこリーグで活躍した後に様々な事情で退団し、また武蔵丘短期大学でサッカーをしたいと戻って来る選手がいます。そんな場所をフットサルでも提供できないかと考えました。自分の知っている選手も日本女子フットサル代表に選出されており、またOGの中でもフットサルで日本代表を目指したいと相談してきた選手がいた事もきっかけになりました。

-今回のメンバー構成は?

OG5名とその他は在校生です。OGには日本代表候補になった選手もいます。ただ4月からは若干メンバーが変更される可能性もあります。サッカーもかけもちする予定で日程がかぶってしまう事もあるのでもう少々OGを増やす予定もあります。

-フットサルの印象は?

審判が厳しいですね(笑)ショーツからスパッツが見えるとしてベンチに引っ込められたのには少々戸惑いました。プレーの面では足裏で一度止める事が多いようですね。サッカーはワンタッチでプレーする様に指導しているので大きく違う点だと感じました。それとサッカーでは3人目の動きを重視しますが、リスクとの天秤で3人が攻撃に絡んでしまうとミスがあった時のカウンターがあるのでリスクマネジメントが難しいと思っています。

-今後の課題についてどう考えていますか?

運営も含めてフットサルの世界をしっかりと勉強していく必要があると思っています。とにかくこの1年関係者に迷惑をかけないように留意していきたいと考えています。

 

インタビューが終わった後に河合監督に石田美穂子という一人の選手を紹介していただいた。昨年までジェフユナイテッドレディースに所属しアーティスト活動も行っており様々なメディアで取り上がられた選手だ。早速話をきかせてもらった。

-今回フットサルの世界に飛び込んだ理由は?

なんでも一番になりたい自分の性分はサッカーと歌手の両立に少々難しさを感じていました。そんな中なでしこリーグからフットサルの世界に飛び込んでいる選手がいて日本代表にも選ばれている事を知りました。そこで本気で一からフットサルを学んでみたいと考えるようになりました。武蔵丘短期大学はテクニックという面で秀でている学校だと思っています。そんなスタイルをフットサルの競技でも出していければと考えています。

-フットサルの印象は?

フットサルはとてもスタイリッシュなイメージがあります。ウェアもファッショナブルだし、女性もエンジョイ等でプレイしている人も多くとても洗練されているという印象があります。プレイの面ではサッカーとフットサルは全く別な競技だと考えています。サッカーとの違いはたくさんありますが、スピード感が一番違うなと感じています。しかし女子のレベルや環境など自分でまだわかっていない部分もたくさんあります。本気でフットサルを続けていきたいと思っているのでこれからもっと勉強していきたいと思っています。

-今後のアーティスト活動への影響は?

また自分が歌手として活動している中でフットサルとコラボレーションできる事もあるのでは考えています。こんな選手がいるという事で他の人がフットサルに興味を持ってくれたり、フットサルの世界を叩いてくれると良いなと考えています。

 

話を聞いている中で河合監督、石田選手共に「サッカーとフットサルは別」と捉えフットサルをリスペクトし、本気で取り組んでみたいという意欲を感じた。実際に参入戦では話題のAventuraを圧倒した事を考えると、来季の埼玉県女子フットサルリーグの優勝候補の一角に挙がられるのかもしれない。

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<2日目結果>

武蔵丘短期大学 6-0 Aventura

cerchio 1-2 Fukaya

 

注目の武蔵丘短期大学とAventuraの対戦は武蔵丘短期大学の完勝に終わった。Aventuraの藤田選手は怪我の影響でベンチワークに徹しており、実質フィールドプレイヤー5名での戦いは非常に厳しいものだったはず。まだまだできたばかりのチームはこれから地力を付けていく事だろう。武蔵丘短期大学もまだフットサルに慣れている訳ではないのにも関わらず早い判断と強いフィジカルで参入戦を全勝で終えた。来季の埼玉県リーグの台風の目になる可能性は非常に高い。

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