
『毎コム学生フットサルフェスタ2008』決勝大会が14日エムズフィールド中山にて開催され、記念すべき第1回大会を『向中FC』が制して初代王座に輝いた。
予選として行なわれた千葉、神奈川、東東京、西東京大会の代表チームとして中山に集まった精鋭は8チーム。決勝大会は、まずこの4チームが2ブロックに分かれてのリーグ戦からスタートした。天候はあいにくの雨模様、ピッチ上は寒風が吹くたびに体を刺すような感覚を覚える中で試合開始の笛が鳴った。悪条件とは言うものの試合が始まってしまえば各チームやはり勝利を目指してヒートアップは必至、第1試合から激しいシーンがピッチ上にて繰り広げられ、今大会のために作成された色とりどりの“Dalponte”(ダウポンチ)社製別注シャツを着たプレーヤーが躍動していた。極寒の中のリーグ戦を終えて決勝トーナメントに進出したのは、グループAからは神奈川第1代表『向中FC』と千葉第2代表『R☆XE』グループBは千葉第1代表『小春』と神奈川第2代表『フットサトル』の4チーム。準決勝進出の顔ぶれは全チームがエムズフィールドから勝ち上がってきたチームとなった。
準決勝Bピッチの対戦は、神奈川大会で4-1とフットサトルに勝利した向中が7-0と圧勝し難なく決勝進出を決める。もう一方のAピッチも対戦の構図は同じく千葉大会で1-3で敗れたR☆XEがPK戦にまでもつれ込む大接戦を演じるが、決勝への切符はPK戦を制した小春が手に入れた。エキシビジョンマッチ(Fantasista 対 マネージャー選抜)を挟み、いよいよ初代王座を決める戦いへ。エキシビジョンマッチの和やかな雰囲気が若干残る中で戦いの火蓋は切って落とされた。
試合の立ち上がりは両チームともシュートまでの形を作れない。最初のシュートと呼べるプレーは2分、小春の8番井並俊輔がドリブルからシュートを放つ。これを岡山がスライディングでシュートブロック、試合が俄かに動きはじめる。3分、向中の神崎が相手陣内でキックインをインターセプトしそのままシュートへ、これが決まって先制ゴールは向中が奪う。対する小春は5分、7番神原翔太が右サイドを縦にドリブル、ゴールライン際でエリア内へ低いボールを送るとゴール前8番がフリーで右足に当て同点かと思われたが、ボールは無人のゴールを越えてしまい小春ベンチから悲鳴があがる。前半残り2分、向中は相手ゴール前でのボールキープからこぼれたボールへ岡山が走り込んで右足インサイドで確実に追加点決める。
このまま終了かと思われたが最後のワンプレー、小春が反撃の烽火を上げる。7番神原翔太が相手のコントロールミスを見逃さずにボール奪いゴレイロと1対1、シュートは弾かれるが逆サイドをフォローしていた8番井並俊輔が押し込み1点差で前半を終える。
後半開始、前半最後の勢いそのままにキックオフシュートの鋭いボールが向中ゴールへ放たれる。その勢いに負けじと向中もしっかりとしたマンツーマンディフェンスで対応し両チームのせめぎ合いが続く。そんな中ゴールは意外な形から生まれる。5分、向中が自陣でファウルを受けフリーキックを得るとチームの最後方にいた岡山がポイントに近づきながらゴールを確認する。そのまま短い助走へ入り、右足で蹴り上げられたボールはゆっくりした弧を描き門番のいない小春ゴールへ吸い込まれ試合を決定づける大きな1点が追加された。このゴールにより向中のプレーからは攻守ともに余裕すら感じられるようになり、更にはゴールマウスに好守光る藤川が鍵を掛けた。8分、岡山が左サイドのスペースを駆け上がり出てきたキーパーを交わしてフリーの神崎へ、だめ押しの4点目が決まった。小春陣内からは「最後までやりきろう!」とチームメイトを鼓舞する声があがり、まだ戦意を失くしてはいなかったが残り30秒に意地の一撃で1点を返すのが精一杯だった。
・・・試合後選手コメント・・・
向中FC 神崎選手
― 決勝戦、先制ゴールの感想を。
(シュートシーンは)余裕持って打てました。良かったです。
― 一日を通してのプレーは?
完璧でした。
向中FC 山田選手
― 決勝大会、見事な優勝で終わっての感想を。
そうですね。正直自分は風邪気味で納得のいくプレーができなかったんですけど、チームとしては最高の結果を残せて良かったです。
― 今日の決勝大会でキャプテンがMVPを選出するなら?
やっぱり、チーム全員がMVPですね。
向中FC 藤川選手
― 今日もナイスセーブ連発でしたね。自分として今日の出来はどうでしたか?
今日は岡山君のオウンゴール以外は、完璧でした!さむいッス!!
向中FC 岡山選手
― 決勝戦は良いところで2ゴールの大活躍ですね。
そうですね。オウンゴールもあったのでその分を取り返したということで。
― 今日のプレーはどうでした?
活躍するべき場所で活躍するべき人が活躍した……そうなりますかね!?